ゆうちょ銀行の定期貯金に500万円を預けた場合の利息を計算
ゆうちょ銀行の定期貯金は一般的な銀行の定期預金に当たり、1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年、5年のいずれかの預入期間を指定できます。その際、預入期間によって金利の計算方法が異なります。もし預入期間が3年未満であれば「単利」となり、3年、4年、5年であれば「半年複利」で計算します。
●仮にゆうちょ銀行の定期貯金に3年間預け入れした場合の利息は?
500万円を金利「年0.35%(半年複利)」の定期貯金に3年間預けた場合、どのくらいの利息がもらえるのでしょうか?
【金利:年0.35%(定期貯金)】
・税引前の利息:5万2730円
・差し引かれる税金(20.315%):1万711円
・税引後の受取利息:4万2019円
※税率の内訳:所得税および復興特別所得税が15.315%、住民税が5%
<参照>ゆうちょ銀行
ネット銀行の定期預金に500万円を預けた場合の利息を計算
今回は、SBI新生銀行とSBJ銀行の定期預金の利息について見てみましょう。●SBI新生銀行の定期預金に3年間預け入れした場合の利息は?
SBI新生銀行には、インターネット限定の「パワーダイレクト円定期預金」という商品があります。こちらには預入額が1口30万円以上からの「パワーダイレクト円定期預金30」と1口100万円以上からの「パワーダイレクト円定期預金100」の2種類があり、どちらも適用となる金利は同じ。預け入れ期間が3年であれば「年0.8%」です。
ここでは「パワーダイレクト円定期預金100」に、500万円を3年間預けた場合、どのくらいの利息がもらえるのか計算します。
【金利:年0.8%(パワーダイレクト円定期預金100)】
・税引前利息:12万円
・差し引かれる税金(20.315%):2万4378円
・実際に受け取れる利息(税引後):9万5622円
<参照>SBI新生銀行
●SBJ銀行の「スーパー定期・大口定期」に3年間預け入れした場合の利息は?
SBJ銀行の「スーパー定期・大口定期」は1円以上、上限なしで預け入れることができ、預入期間ごとに適用金利が異なります。
現在、開業16周年記念円定期預金優遇キャンペーンが行われており20カ月、3年、5年であれば通常よりもお得な金利となります。例えば、3年間500万円を預けた場合のキャンペーン金利は「年1.25%」。もし5年間であれば「年1.3%」になります。以下では参考までに、通常金利「年0.45%」とキャンペーン金利の受取利息を計算します。
【通常金利・年0.45%で3年間預けた場合】
・税引前利息:6万7500円
・差し引かれる税金(20.315%):1万3712円
・実際に受け取れる利息(税引後):5万3788円
【キャンペーン金利・年1.25%で3年間預けた場合】
・税引前利息:18万7500円
・差し引かれる税金(20.315%):3万8090円
・実際に受け取れる利息(税引後):14万9410円
同じ500万円・3年間の預け入れでも、キャンペーン金利であれば、実質の利息が通常金利よりも約2.8倍に増えます。
なお、「開業16周年記念円定期預金優遇キャンペーン」は、募集総額1500億円に達し次第受付終了となりますので、ご検討の方は早めに手続きしましょう。
<参照>SBJ銀行
利息計算については、イオン銀行の定期預金利息シミュレーションサイトを利用しました。
ネット銀行とゆうちょ銀行を比較すると、受取利息額(税引後)に最大3.6倍もの差?
ネット銀行とゆうちょ銀行の定期預金の利息を比べてみると、同じ金額・同じ期間でも、預け先によって税引後の受取利息が最大で「約3.6倍」も違います。定期預金は、「お金を大きく増やす」というよりも、
・安全に守る
・リスクを取らず、少しでも確実に増やしたい
そんな方に向いている、安心感のある金融商品です。
だからこそ、金利が低い銀行にそのまま預けっぱなしにしていると、もらえるはずだった利息を逃してしまうことも。ちょっとした差でも、まとまった金額で預けると利息の違いは大きくなります。こまめに金利をチェックし、より金利の高い銀行に預け替えることも、賢いお金の守り方といえるでしょう。
ただし、定期預金は途中で解約すると「中途解約利率(期日前解約利率)」が適用され、当初の金利よりもずっと低い金利になってしまいます。預ける前に、「このお金は満期まで使わずに置いておけるか?」をしっかり確認しておくようにしましょう。
※金利は2025年10月13日時点








