
旅の途中でお金が足りなくなったときなど、提携ATMが使えるのは便利です。ただし、それは“万一のとき”にとどめましょう。提携ATMの手数料は自行ATMより割高。日常的に使うとコスト高となり、繰り返せば“貧乏街道まっしぐら”かも……(画像:PIXTA)
時間外・提携ATMで引き出す人は要注意?
近年は銀行ATMの稼働時間も長くなり、提携ATMも増えているため、いつでもどこでもお金を引き出せるようになりました。とても便利ですが、その便利さには手数料がついてきます。例えばあるメガバンクでは、
- 自行ATM:8:45~21:00は無料、それ以外の時間帯は110円
- コンビニ提携ATM:25日・月末日の8:45~18:00は無料、それ以外は110~330円
つまり、平日に提携ATMで1回引き出すだけで利息が消えてしまう計算になるのです。
旅の途中でお金が足りなくなったときなど、提携ATMが使えるのは便利です。ただし、それは“万一のとき”にとどめましょう。提携ATMの手数料は自行ATMより割高。日常的に使うとコスト高となります。
手数料に敏感になることが大切
手数料をあまり気にせず利用する人は、無意識のうちに出費を増やしてしまう「お金にルーズなタイプ」といえるかもしれません。一方で金融機関によっては、
・自行ATMなら終日無料
・預入金額によって提携ATM手数料が優遇される
といった特典サービスを設けている場合もあります。各社のWebサイトなどで調べてみるといいでしょう。
お金が貯まる人とそうでない人を分けるのは、こうした日常のちょっとした行動やクセです。「利息で得られるお金」だけでなく「引き出すときにかかるお金」に目を向けることが、着実に貯める第一歩になります。
どうしても時間外や提携ATMで引き出す必要があるなら、そもそも利用する金融機関を見直してみるのも1つの手です。手数料無料の条件がゆるい銀行や、ネット銀行などに切り替えることで「知らないうちに減っていくお金」を防げますよ。