新米の購入意向は非常に高く、約9割の人が「新米を買いたい」と回答した一方で、購入金額は5kg当たり5000円未満にとどめたいという声が大多数を占めました。
新米を食べたい!購入意欲は約9割
調査では、新米が店頭に並ぶ時期を意識している人が65.6%、実際に新米を購入したいと答えた人が約90%にのぼり、多くの人が新米シーズンを待ち望んでいることが分かりました。
出典:クックパッド株式会社
購入を阻む「5000円の壁」
新米を通常より高い価格でも購入したいかという問いに対し、約17%は通常の価格でないと購入しないと回答しました。一方で、約75%の人が、5kg当たり3000~4999円なら購入したいと答えており、5000円という金額が多くの消費者の心理的な上限になっているようです。
出典:クックパッド株式会社
このデータに、どの程度、新米が含まれているかは分かりませんが、新米の流通は一般的に9月上旬からとされており、すでにスーパーで購入した方も多いかもしれません。
備蓄米の利用や新米との使い分けにも関心
今回の調査では、新米の購入価格だけでなく、購入時に何を重視するか、備蓄米の購入経験や、新米と古米・備蓄米をどのように使い分けているかといった結果もまとめられています。また、「新米と一緒に食べたい料理」についても尋ねており、「焼き魚」や「豚汁」といった定番の和食が上位に挙がりました。多くの日本人にとって新米は「味わい」「季節感」を大切にする特別なもの。価格への意識が強まるなかでも香りや味わいを楽しみつつ、今後の相場を見守りたいところです。
【調査概要】
お米に関する意識調査2025
実施時期:2025年9月3日(水)~8日(月)
調査対象:全国のクックパッドユーザー(男女・年齢不問)
有効回答数:1037
調査方法:インターネット調査
出典:購入を阻む5,000円の壁「お米に関する意識調査2025」| クックパッド
参考:スーパーでの販売数量・価格の推移(KSP-POSデータ全国等)(令和7年9月19日)