そこで今回は、休みの日に避けたい“お金を逃す過ごし方”と、その改善法についてご紹介します。
お金を逃す過ごし方1:だらだらネットサーフィン・動画視聴で一日が終わる
休日になると、ついYouTubeやSNS、ネットショッピングのサイトを眺めていたら「あっという間に夕方……」という経験はありませんか。動画やネットは娯楽性が高いため、意識しないと延々と見続けてしまい、時間を浪費したような気分になってしまうものです。しかし、YouTubeにはお金や税金の知識、ストレッチやヨガ、副業、英語、料理など、有益なコンテンツも豊富にそろっています。活用の仕方次第で学びやスキルアップにつながる場合もあるでしょう。一方、ただ流し見するだけでは「学んだつもり」で終わり、実際には何も残りません。結果として「休日なのに何もできなかった」と自己嫌悪に陥り、同じことを繰り返すうちに「休日=なんとなく過ごす日」という悪循環に入りやすくなります。
改善策って?
どうせ動画を観るなら「目的を持つこと」が大切です。動画視聴は“インプット”。それを自分のものにするには“アウトプット”も欠かせません。例えば、
・学んだ内容をノートにまとめる
書き出すことで理解が深まり、知識として定着します。
・図書館や書籍でさらに調べる
動画をきっかけに調べものをすると、知識の幅が広がります。
・時間に区切りを設ける
「午前は外出、午後は動画学習」と区切るとメリハリがつき、だらだら視聴を防げます。
「目的を持った視聴+アウトプット+時間管理」を意識すれば、何気ない動画視聴も「未来につながる時間」に変えられます。
お金を逃す過ごし方2:なんとなくショッピングに出掛ける
「休みの日はとりあえずショッピングモールへ」。これは“お金を逃す”典型的な行動パターンです。ショッピングモールは、人を楽しませる仕掛けが随所にあり、遠出をしなくても遊んだ気分になれる“お手軽なレジャー空間”。その一方で、目的なく訪れるとセール品や新作に目を奪われ、つい不要なものまで買ってしまう落とし穴があります。さらに、食事やカフェ代、駐車場代といった「ついで出費」も重なり、帰宅して財布を見て「今日は思ったより使ってしまった」と後悔する人も少なくありません。こうしたショッピングモール通いが習慣化すると、お店のマーケティング戦略にそのまま乗せられてしまう“残念な消費行動”になりやすいのです。
改善策って?
買い物に出掛ける際は、「具体的に必要なものだけ」をメモにして持っていくのが鉄則です。さらに、休日の楽しみを「買い物」だけに限定しないことも大切。散歩や美術館巡り、図書館での読書、家の掃除や片付けなど、お金をかけずとも充実感を得られる過ごし方はたくさんあります。どうしてもショッピングモールに行きたいときは、季節の変わり目に出掛けて新鮮さを味わう、あるいは毎週ではなく1~2カ月に1回にするなど、自分なりのルールを設けましょう。そうすることで「ただなんとなく行く」から「計画的に楽しむ」へと切り替えられ、お金も時間も有効に使える休日になります。
お金を逃す過ごし方3:休みの日こそ「何も計画しない」はNG
平日の疲れを理由に「休日は特に予定なし」と過ごすと、気付けばお昼近くまで寝ていたり、なんとなく外出して余計な出費をしてしまったりすることがあります。時間の使い方が曖昧だと、「本当にやりたいと思うこと」よりも、「気付けばお金が消えていた……」となりかねません。改善策って?
そんな休日の過ごし方はもったいない。「小さな計画」を立ててみるだけで、休日の充実度は大きく変わります。例えば、普段は手が回らない場所の掃除や衣服の整理をして、不要なものをフリマアプリに出品するのも一案。身の回りを整えると気持ちがすっきりするだけでなく、ちょっとした収入につながることもあります。お金をかけずに達成感と充実感を得られるのがポイントです。
また、一日を丸ごと予定で埋める必要はありません。例えば、休日こそ少しだけ早起きして近所を散歩し、午前中はのんびり、午後は趣味に集中する。そんな時間の区切りを意識するだけでも、休養と充実のバランスが取れます。趣味に取り組む時間は、心を豊かにし、「休日を有意義に過ごせた」という満足感を与えてくれるでしょう。
まとめ
休日の過ごし方は、そのままお金の流れや将来の安心感に影響します。「だらだら動画」「なんとなくショッピング」「無計画な休日」そんな過ごし方に、ほんの少しの計画性を加えるだけで、時間の質もお金の使い方も大きく変わります。
工夫次第で、休日は心をリフレッシュしながらお金の余裕をつくるチャンスに変わります。休日を、“未来につながる過ごし方”となるよう意識してみましょう。