※現行運賃に鉄道駅バリアフリー料金を含めた場合の改定率
初乗り運賃はIC169円に
西武鉄道の初乗り運賃は、現行の160円(交通ICカード157円)から170円(同169円)へ引き上げられます。運賃改定の例
西武新宿~高田馬場:160円→170円(+10円)
池袋~練馬:190円→210円(+20円)
池袋~所沢:360円→410円(+50円)
池袋~小手指:390円→450円(+60円)
西武新宿~本川越:520円→600円(+80円)
※いずれも大人運賃(IC利用除く)。現行運賃は鉄道駅バリアフリー料金を含む。西武鉄道発表資料より試算
なお、これまで運賃に含まれていた「鉄道駅バリアフリー料金」は、今回の改定にあわせて廃止されます(ただし、バリアフリー整備費用は運賃全体に含まれる形で継続的に確保)。
通勤定期は10%増、通学定期は据え置き
定期運賃(通勤定期)は10.0%値上げされますが、物価高などによる家計の負担を配慮し通学定期は据え置きとされます。定期運賃改定の例
西武新宿~高田馬場:6140円→6540円(+400円)
池袋~練馬:7330円→7920円(+590円)
池袋~所沢:1万3580円→1万4980円(+1400円)
池袋~小手指:1万4760円→1万6420円(+1660円)
西武新宿~本川越:1万9020円→2万1270円(+2250円)
※いずれも大人運賃(IC利用除く)。現行運賃は鉄道駅バリアフリー料金を含む。西武鉄道発表資料より試算
小児運賃は全区間一律50円に統一
運賃の値上げは家計への負担も大きい一方で、子育て世帯には嬉しいニュースも。西武鉄道は、2026年4月1日からICカード利用時の小児運賃を、全区間一律50円に統一することも発表しました。これまで距離に応じて変動していた小児運賃が均一化されることで、近所へのお出かけから遠出まで気軽に利用できそうです。
あわせて、小児の通学定期(1カ月)は500円、通学以外の目的で利用できる通勤定期(1カ月)は1000円に設定されます。さらに、PASMO限定で西武線全線が乗り放題となる「小児用PASMO(新たに発売) 」(1カ月1000円)も導入予定です。子育て世帯にとっては、通学や習い事、休日のレジャーなど、日常の幅広いシーンで家計の助けになりそうです。
出典:西武鉄道株式会社「鉄道旅客運賃の改定申請が認可されました ~2026年3月に運賃改定を実施いたします~」「~西武線沿線でのくらしやおでかけをより楽しんでいただきたい~ 2026年3月~ 小児運賃を均一にします」