All About編集部は2025年7月16日~17日にかけて、全国20~60代の男女250人を対象に「大阪市24区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で紹介するとともに、All About「飛行機の旅」ガイドで大阪出身・在住のシカマアキさんに大阪の「高級住宅地」について聞いてみました。
2位:天王寺区/36票
2位は天王寺区でした。天王寺区は再開発が進んだことで「あべのキューズモール」などの商業施設が誕生し、住宅地としての人気も急上昇したエリアです。その一方で、基準地価が19年連続で西日本一だった「真法院町」があるため、昔からの「高級住宅地」として印象を持たれている方も多くいるようです。回答者からは「マンションがとにかく高いし、いい一軒家がたくさんある、あとは文教地区」(20代女性/大阪府)、「昔から天王寺区にある高級住宅街は有名だから」(30代男性/福岡県)、「基準地価が19年連続で西日本一だったことがある」(50代男性/徳島県)などのコメントが寄せられていました。
1位:北区/76票
1位は北区でした。北区には大阪の玄関口となるJR大阪駅や「キタ」と呼ばれる繁華街があり、交通の利便性はもとより、ショッピングに遊びにと大変便利なエリアです。再開発によってタワーマンションが多数建てられているため、「地価が高く再開発が進む」エリアとして高評価に結びついたようです。回答者からは「大阪駅や梅田駅があり、便利な立地だから」(30代女性/岡山県)、「毎年の関西の地価ランキングで上位だからです」(40代男性/大阪府)、「帝塚山のある阿倍野区と迷うところですが、地価の値段は北区のほうが高く川沿いにタワーマンションが立ち並んでいてまだ開発も進んでいるので」(50代女性/大阪府)などのコメントが寄せられていました。
>【結果を見る】大阪市24区で「高級住宅地」だと思うエリア
大阪に詳しいシカマアキさん「億ションも増えている」
2位の「天王寺区」は、進学校や予備校が多い文教地区として知られ、教育水準が高いイメージがあります。また、古くからの閑静な高級住宅地があり富裕層が多いことに加え、「あべのハルカス」や上本町などのターミナル駅を中心に、交通アクセスや買い物の利便性も高い、住みやすさを兼ね備えたエリアです。また、1位の「北区」は、近年、梅田を中心にグランフロント大阪やグラングリーン大阪などの再開発が進み、商業施設やオフィスが集まるほか、「億ション」と呼ばれるタワーマンションも増えています。
他のエリアを圧倒する便利な立地で、地価の上昇も著しく、下町の雰囲気が残る天神橋筋六丁目や中津なども人気です。
【シカマアキ プロフィール】
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。
<調査概要>
調査期間:2025年7月16日~17日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~60代の男女250人(20代:63人、30代:78人、40代:69人、50代:32人、60代:8人)
※回答者のコメントは原文ママ