しかし、芳香剤を置いても「なんとなくまだ臭う」と感じたことはありませんか? やはり、気になるニオイは“元”から対処しないと断つことができないものなのです。
今回は、「芳香剤を置いても臭う家」の共通点とその解決策をご紹介します。
玄関のニオイ
玄関の扉を開き、家の中で最初に入る空間が玄関です。他人と接触する機会が多いのも玄関となります。だからこそ、ニオイに特に気を付けたい場所ですが、住んでいるとニオイに慣れてしまって気付きにくいものです。玄関のニオイの原因は、靴に染みついた汗や湿気、泥汚れやカビなどが主です。特に、濡れた靴を放置すると雑菌が繁殖し、悪臭の元になります。芳香剤は表面のニオイを一時的に覆うだけで、根本的な解決にはなりません。また、靴箱は閉め切った空間なので、そこに汗などで湿ったままの靴を入れていると靴箱の中で雑菌がさらに増え、ニオイがさらに増殖してしまいます。
●解決法
靴は一日履いたらすぐに靴箱にしまわずに、半日から一日は玄関に置いてしっかり乾燥させます。汗をかきやすい季節や子どもの運動靴がある場合は、頻繁に靴を洗うようにして中の雑菌を減らすことも大切です。
靴箱は、少なくとも週1回は開けて換気する時間を取りましょう。除湿剤を靴箱の中に置いたり、乾燥剤の袋を靴の中に入れたりしておくことで除湿効果が高まり、悪臭の元となる雑菌の繁殖を減らすことができます。月1回は靴箱全体を拭き掃除するのが理想的です。
トイレのニオイ
トイレのニオイというのは不快なものですし、ニオイがあるということは衛生的にも好ましくない状態なので、徹底的に排除したいものです。思わぬところへの尿ハネや便器のフチ裏の見えない汚れ、床と便器のすき間などが原因の可能性があります。表面はきれいでも、ニオイの元が残っているとニオイは消えません。●解決法
壁や床など、尿は思わぬところに飛んでいる可能性があります。使い切りタイプのクエン酸掃除シートなどで壁や床を徹底的に拭き掃除してみましょう。便器と床のすき間に汚れが入り込んでいることもあるので、ブラシなどを使って徹底的に汚れをかき出してみてください。
便器の内側や便座裏なども日々の掃除が重要です。基本的にトイレ掃除は毎日するものとし、毎日掃除しやすいように道具を手に取りやすい状態にしておくようにしましょう。
掃除道具や装飾品など、トイレ内に置いているものが多いとニオイが付着しやすいので、それらを最低限にすることも大切です。
キッチンのニオイ
キッチンも独特のニオイがするご家庭があります。これはシンクや排水口に残った生ゴミ、ぬめりなどが主な原因です。芳香剤ではこれらのニオイは隠せず、逆に混ざって不快なニオイになることさえあります。●解決法
生ゴミが出たらしっかりと水を切り、ポリ袋などに入れて口を閉じます。排水口のゴミ受けは毎日洗い、汚れがたまらないようにしましょう。最低でも週1回は、排水口から管までを塩素系の泡洗浄剤などで洗い、ぬめりが残らない状態を保ちましょう。
クローゼットのニオイ
実はクローゼットも家の中で臭う場所の1つです。クローゼットは湿気がこもりやすく、着用後の衣類に付いた汗や皮脂、カビの繁殖がニオイの元となります。特に梅雨時や冬場は空気がこもりやすく、芳香剤だけではニオイが取れません。●解決法
月1回はクローゼットを開けて風通しをよくし、除湿剤を活用しましょう。着用後すぐの服は乾かしてから収納を。衣類用の消臭スプレーを活用したり、木炭や重曹を置いてニオイと湿気を同時に吸着させたりするのも効果的です。
ニオイというものは、元から絶たないといくら芳香剤を使っても改善されないものです。家の中でニオイを感じたら、何が原因なのかしっかり見極めて、それに合った対処をしてください。