その中の1つがバスマット。いつ替えたらいいのか、バスマットの寿命というのは分かりにくいですよね。今回は、バスマット交換の目安と長持ちさせるメンテナンス方法を、素材別にご紹介します。
マイクロファイバー素材の寿命は?
吸水性が高いことから人気のマイクロファイバー素材のバスマット。「ふわっと包みこまれるような肌触りが気持ちいい」と好んでマイクロファイバー素材のバスマットを使っている人も多いようです。そのようなマイクロファイバー素材のバスマットは、ふんわり感がなくなり、ベタつくような肌触りになったら寿命と考えてください。吸水性が著しく低下したり、洗濯しても臭いが取れない場合も交換のタイミングです。使用頻度などで変わってきますが、目安としては1年程度と考えていいでしょう。
【長持ちさせるメンテナンス】
使用後は風通しのいい場所でしっかり乾かすことが大切です。これによってカビ対策にもなります。洗濯機で洗濯するときは洗濯ネットに入れ、中性洗剤で洗いましょう。柔軟剤や乾燥機は繊維を傷める原因になるため避けてください。
珪藻土(けいそうど)の寿命は?
珪藻土のバスマットも近年人気のアイテム。水をかけてもスーッと引くように吸い込まれていき、表面は乾いた状態になるので、バスマットがビシャビシャに濡れて次の人が気持ち悪いということを避けられるのがメリットです。そのような珪藻土のバスマットも、水を吸わず表面が湿ったままになることがあります。そのようなときは寿命だと考えてください。カビが生えたり、表面がひび割れたりしたときも寿命です。使用環境にもよりますが、期間としては1~2年が目安となります。
【長持ちさせるメンテナンス】
吸水力を保つには、定期的な陰干しと月1回程度のやすりがけが効果的です。細かい紙やすりで表面を軽く削るようにすると、表面が再生されます。毎日、使った後は立てて乾かすことも重要です。また、ひび割れの原因になるため、直射日光に当てるのは避けてください。汚れてしまった場合は中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取り、そのあとに水で濡らして絞った布ですすぎ拭きをしましょう。
綿素材の寿命は?
取り扱いのしやすさから人気なのが、綿素材のバスマット。裏に滑り止めのゴムなどがついていないものなら、ほかの洗濯物と一緒に洗濯機に入れて乾燥機までかけられるので、手間がかからず家事の時短にもつながります。綿素材のバスマットの場合、繊維がゴワゴワして吸水性が落ちてきたら寿命です。洗って漂白しても湿った臭いが残ったり、色あせや毛羽立ちが目立ったりするときも交換の目安。使用頻度によりますが、半年~1年が目安です。
【長持ちさせるメンテナンス】
使ったら毎日しっかり乾かすことが重要です。風通しのいい場所に干し、湿気をためないようにします。週1~2回洗濯するのが理想ですが、柔軟剤は吸水性を損なうため控えめにするのがいいでしょう。
麻(リネン)素材の寿命は?
麻(リネン)素材のバスマットは、吸水性と速乾性、通気性に優れ、いつでもサラッとした状態で使えるのが特徴です。バスマット自体に水分をため込むことが少ないので、その分、衛生的に保てるというメリットもあります。麻素材のバスマットは、繊維が薄くなり、破れやすくなったと感じたら寿命です。水を吸わなくなったり、乾きが悪くなったりした場合も劣化のサインと考えるといいでしょう。およそ1年程度が目安です。
【長持ちさせるメンテナンス】
麻素材は乾きやすいので、毎日しっかり干せばカビが発生しにくくなり長持ちします。洗濯はネットに入れ、優しく洗うことで繊維の傷みを抑えられますよ。干すときには、直射日光を避けて陰干しするのが理想。定期的に風通しをよくすることも大切です。
さまざまなタイプがあるバスマット。文中でも触れましたが、使用状況により寿命は異なってきます。今回ご紹介した内容を参考に、できるかぎり長く、衛生的に使ってくださいね。