四国の観光・旅行

涼感が欲しい夏! 香川の最新“映え”スポット「四国水族館」「休暇村讃岐五色台」絶景巡り

猛暑で夏のレジャーに迷ったら、水族館は絶好の観光スポット。「四国水族館」は、四国の水景を再現した展示や多彩なフォトスポットでオープン以来人気を集めています(画像提供:四国水族館)

シカマ アキ

シカマ アキ

飛行機の旅 ガイド

大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに、取材、執筆、撮影など。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も。

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「四国水族館」は、四国の水景を再現した展示や多彩なフォトスポットでオープン以来人気を集めています。

視覚的にも涼感が得られる屋内型施設は、厳しい暑さが続く夏にもってこいの観光スポット。2025年春に改装された「休暇村讃岐五色台」とあわせて、香川の新たな絶景空間を巡る旅を紹介します。
<目次>

瀬戸内海がすぐそば「四国水族館」

海に囲まれた四国は、四万十川や吉野川などの清流ある、水景に恵まれた土地。それをテーマとした「四国水族館」は、瀬戸内ゾーン、太平洋ゾーン、深海ゾーン、淡水ゾーンなどエリアごとに水槽が設けられています。全部で70もの「景(展示エリアや水槽のこと)」を通して、四国周辺で見られる生き物400種を展示しています。 
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四国水族館は香川県中部の宇多津町、瀬戸内海のすぐそばに立地する(筆者撮影)

入口にまず、迷路アーティストMr. Amazer氏によるイカとタコの壁画があります。ここで実際に迷路に挑戦してみると、大人も思わず夢中になるおもしろさです。
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迷路アーティストが描いたイカとタコの「迷路」アート(筆者撮影)

そして、四国最大650立方メートルの水槽がある「綿津美(わたつみ)の景」は、海の中にいる気分に浸れる、この水族館のメインであるエリアの1つ。 
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「綿津見の景」にある四国最大の水槽を回遊する黒潮の多様な魚たち(筆者撮影)

 世界最大の暖流である黒潮を表現していて、マダラトビエイ、マサバ、ホシエイのほか、飼育が難しいカツオ類などが回遊しています。雄大な水景が目の前に広がり、見入っていると時間が過ぎるのを忘れてしまいます。 
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「渦潮の景」は四国水族館にあるフォトジェニックなスポットの1つ(筆者撮影)

 続いて、フォトスポットとして人気なのが「渦潮の景」です。鳴門海峡の渦潮、その世界屈指の乱流する海中を再現した水槽は、いきいきと泳ぐ魚たちをまるで水中観覧船の中から海をのぞくような体験ができます。ぜひ撮影にもチャレンジしてください。
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飼育スタッフによる手描きの「黒板解説」も四国水族館の名物(筆者撮影)

それぞれの水槽の前には、飼育スタッフが1つずつ手描きしたアートボード「黒板解説」が設置されています。魚たちを間近で飼育するスタッフならではの豆知識がわかりやすく紹介されていて、他の水族館にはないアットホーム感も魅力と言えます。

SNSで話題、夕日とイルカのプログラム

屋外の海豚(イルカ)プールがある「夕暮れの景」で実施される、マダライルカのプログラムも人気です。瀬戸内海をバックにイルカたちが豪快にジャンプする光景は、一見の価値あり。
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瀬戸内海を背景に行われる「イルカプレイングタイム」は基本1日3回実施(筆者撮影)

プールと観覧席の間にアクリル板が一切なく、距離の近さも魅力です。期間限定で夕暮れの時間帯に行う「イルカサンセットプログラム」では、さらにフォトジェニックな瞬間が見られます。
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「イルカサンセットプログラム」では、夕日と躍動するイルカが見られる(画像提供:四国水族館)

そして、芝生が広がる屋外の「潮風の庭」に2024年春、新たなフォトスポット「UMI to SORA」が誕生しました。
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屋外にあるフォトスポット「UMI to SORA」はSNSで話題に(画像提供:四国水族館)

「瀬戸内海と空をつなぐ」をコンセプトに設けられ、目の前の海と空が一体感になったかのような写真を撮ることができ、四国で今、最も話題のフォトスポットとなっています。 

生き物たちの赤ちゃんが続々誕生

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カリフォルニアアシカの赤ちゃん(メス)は2025年6月15日に誕生(筆者撮影)

また水族館では、春先から生き物の赤ちゃんが次々と誕生。2025年は、クマノミ、イサキ、トサキン、高知県黒潮実感センターとの協業事業でふ化したアオリイカの稚イカなどに加え、6月に同水族館初となるカリフォルニアアシカの赤ちゃん(※)も誕生しました。

※カリフォルニアアシカの赤ちゃんは2025年7月現在、バックヤードで飼育中。一般公開時期未定。

水族館ならではの映えスイーツも

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水族館の人気スイーツ「カワウソワッフル」は2階のキッチンせとうちで販売(筆者撮影)

この水族館限定の“映え”スイーツもおすすめ。2階の「キッチンせとうち」では、一口カステラのカワウソたちが家に見立てたワッフルに入っている「カワウソワッフル」(980円、数量限定)、イルカの形をしたライスがかわいい「ドルフィンカレー(中辛)」(990円)のほか、香川ならでは「香川県産オリーブ牛ぶっかけ讃岐うどん」(1680円)などを味わうことができます。 
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ミュージアムショップは一般利用も可。人気は「サメうどん」など(筆者撮影)

さらに、水族館限定のお菓子やグッズ、四国名菓などがそろうミュージアムショップ、全国の水族館で手に入る水族館版の御朱印「魚朱印」も販売。特に、オリジナルデザインの魚朱印は、ご当地の四国遍路にちなんだこの水族館ならではの記念になるでしょう。
 
■四国水族館
住所:香川県宇多津町浜一番丁4(宇多津臨海公園内)
営業時間:9時~18時(入館は閉館30分前まで※)
定休日:無休(冬季にメンテナンス休館あり)
入館料:大人(高校生・16歳以上)2600円、小中学生1400円、幼児(3歳以上)700円、3歳未満無料
アクセス:JR宇多津駅より徒歩約12分
https://shikoku-aquarium.jp/
※気象状況、災害、飼育生物の健康状態などにより予告なく営業時間を変更する場合あり
 
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