Q. 足の付け根にしこりがあるのに気づきました。がんでしょうか?

足の付け根にしこりを発見…もしかして、がん?
Q. 「お風呂で体を洗っているとき、右足の付け根にしこりができているのに気づきました。太ももの内側の付け根あたりです。痛みはありませんが、左足には何もないので不安になってきました。がんの可能性があるのでしょうか? 何科を受診すればいいですか?」
A. がんの可能性は低いです
足の付け根のしこりは、多くが「一時的なリンパ節の腫れ」です。リンパ節は体内の免疫を支える器官です。風邪やけが、虫歯などがある場合、炎症が起きている部位に近いリンパ節が腫れることは、珍しいことではありません。特に足の付け根は体表に近いため、リンパ節の腫れに気付きやすい部位です。しこりの大きさは1~2cm程度が多く、指で触ると動く、柔らかいものが一般的です。このようなしこりは、多くは時間の経過とともに自然に小さくなっていきます。
一方で、もちろん注意すべき危険なしこりもあります。
- しこりが次第に大きくなっていく
- しこりが硬くて、指で触れても動かない
不安が続く場合やしこりの状態が気になる場合は、自己判断しないことが大切です。
さらに詳しく知りたい方は、「首のしこり・股関節・わきの下のしこりは癌?悪性・良性の見分け方」をあわせてご覧ください。