日々の暮らしに追われ、気付けば呼吸が浅くなっていたり、人と比べて落ち込んだり……。実は、心の状態とお金の流れには、不思議と深いつながりがあるようです。
お金に愛される人は、お金の知識が豊富なだけでなく、「心を整える習慣」を大切にしています。今回は、特別なことをしなくても日常の中でできる“お金を呼び込む心の整え方”をご紹介します。
イライラしていると「お金の巡り」も停滞しがちに?
人間の感情には波があります。どんな人でも楽しい時がありますが、落ち込んだり、焦ったり、イライラすることもあります。でも、その状態を引きずったままにしておくと、なぜかお金の巡りも停滞しがちになることも。買い物で気分を晴らそうとして無駄遣いしてしまったり、不安から「もっと稼がなきゃ」と焦って空回りしてしまったりすることがあるかもしれません。
一方で、お金に愛されている人たちは、「お金=自分を映すもの」と考えています。そのため、まずは“心の余裕”をつくることを大切にしています。
心を整える、毎日の小さな習慣
お金に愛される人が実践している習慣は、難しいことではありません。むしろ、お金をかけずにできる、日常的で簡単な習慣ばかりです。ここでは、そのうち3つをご紹介します。●心を整える小さな習慣1:朝の深呼吸でスタートを整える
朝起きたら、窓を開けて深呼吸を3回。これだけで、気持ちがスーッと落ち着きます。「今日も一日、いいことがある! すてきなご縁がある!」と心でつぶやくだけで、心に余裕が生まれます。
●心を整える小さな習慣2:気になる場所をひと拭き
シンクまわりの水アカや、玄関のホコリ、風呂場の汚れなど、「気にはなっていたけど放置していた場所」を1カ所だけきれいにする。これだけで、不思議と気持ちがスッキリします。環境を整えると、自然とお金の流れもスムーズになると言われています。
●心を整える小さな習慣3:自然の音に耳を傾ける
鳥のさえずり、風が葉を揺らす音、静かに降る雨のリズム……。自然の音に意識を向けると、不思議と心が落ち着いていきます。忙しさや雑念に追われているときほど、ほんの数秒でも立ち止まり、耳を澄ませてみましょう。
余計な思考がスーッと静まり、頭の中が整理されていく感覚が得られます。すると、ぼんやりしていた考えがまとまったり、今一番大事なことがふっと浮かんできたりすることも。心のバタバタが静まることで、判断力や直感がさえてきます。
「比較しない」「悠々と生きる」が金運のカギ
つい他人と比べて、「自分はまだまだだな……」と思ってしまうことがあるかもしれません。でも、お金に愛される人は、マイペースに生きる達人。
人と比較するのではなく、「自分は自分」と落ち着いて、自分に必要なモノだけを選ぶ姿勢を大切にしています。焦らず、比べず、自分のリズムを大事にすることが、心にも財布にも余裕を生み出してくれます。
お金の流れは、心の状態とリンクしている
将来への不安や焦りを抱えたままでいると、気持ちがざわついて判断力も鈍りがち。ついイライラして無駄な買い物をしたり、必要な手続きを後回しにしてしまったり……心の乱れは、お金の流れにも影響を及ぼします。「なんとなくタイミングを逃してしまった」「冷静に考えればいらなかったのに、つい買ってしまった」。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
反対に、気持ちが整っていると、自然とお金の使い方も落ち着いてきます。目先の誘惑に振り回されず、「これは本当に必要?」と、一呼吸おいてから判断できるようになります。
例えば、朝の深呼吸で自分にスイッチを入れる。部屋の一角をサッと整えて、気持ちをリセットする。散歩中に風の音や鳥の声に耳を傾けて、頭の中をクールダウンする。
ちょっとした行動が、心に余白をつくってくれます。
心に余裕ができると、モノの選び方や人との付き合い方にもゆとりが生まれます。結果として、流れるお金もスムーズになり、「なぜかうまくいく」という巡りのよさを感じるようになるでしょう。