節約

毎日使う「まな板」寿命はいつ? 長く使うための“正しい”メンテナンス方法も解説

毎日の調理に使うまな板。使い方やメンテナンスを間違えると、食中毒の原因にもなりかねません。今回は木製のまな板とプラスチック製のまな板、それぞれの利点やメンテナンス方法、寿命についてご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

毎日の調理に使うまな板。食事の準備にはなくてはならない存在です。大切な存在だからこそ、メンテナンスのやり方も重要。間違っていると食中毒の原因にもなりかねません。今回はまな板のメンテナンス方法や寿命などを、木製・プラスチック製に分けてご紹介します。

木製まな板のメリット

木製まな板

食材をカットしやすい木製まな板

木製のまな板は、包丁の刃当たりがやわらかく、刃を傷めにくいのが特徴です。野菜や魚を切るときの音や感触が心地よく、まな板で食材を切る音が好きという人もいます。使い勝手としては、水分を適度に吸収するため食材が滑りにくく切りやすいというメリットも。見た目もナチュラルで、台所に温かみを与えてくれるという点でもいいですね。

木製まな板の日々の手入れ

木製のまな板は、使用後すぐにたわしで水洗いします。洗剤を使う場合は中性洗剤を薄めて優しく洗い、よくすすぐことが大切です。その後、風通しのよい場所に立てかけてしっかり乾かすのが基本。湿気を避けて乾燥させることでカビ防止につながります。黒ずみや傷が気になってきたら、表面を削ると長く使えますよ。

木製まな板の寿命

木製まな板の寿命

傷が深くなって削っても滑らかにならない場合は寿命

木製のまな板は、深い傷が増えたり、黒ずみやカビが取れなくなったりしたら買い替えのサイン。包丁の刃が引っかかるようになったり、表面がガタガタに波打ったりした場合も、衛生的に問題が出てくるため注意が必要です。削っても元の滑らかさが戻らない場合は、寿命と考えて新しいものに買い替えましょう。

プラスチック製まな板のメリット

プラスチック製まな板

メンテナンスが比較的ラクなプラスチック製まな板

プラスチック製は水に強く、カビが生えにくいのが大きなメリット。軽くて扱いやすく、漂白剤や熱湯での除菌もしやすいため、清潔に保ちやすいのも魅力です。最近では、色分けされたプラスチック製まな板も多く、肉用・野菜用と使い分けることで交差汚染を防ぎやすくなります。価格が比較的手ごろなのもうれしいですね。

プラスチック製まな板の日々の手入れ

使った後は中性洗剤とスポンジで丁寧に洗い、熱湯や塩素系漂白剤で除菌するのが効果的です。洗ったあとは布巾などでは拭かず、立てて自然乾燥させましょう。水がたまるとカビや臭いの原因になるので、通気のいい場所でしっかり乾かすことが大切です。定期的に熱湯消毒や漂白剤でのケアも忘れずに。

プラスチック製まな板の寿命

プラスチック製まな板の寿命

傷が深く着色するようになったら寿命

プラスチック製のまな板は、表面に細かい傷がたくさん入り、そこに汚れや菌が入り込んで落ちなくなったら寿命です。また、黄色や茶色のシミが取れずに残る場合や、表面のザラつきが強くなってきた場合も、衛生面で不安が出るため早めに買い替えましょう。状態によっては半年~1年程度で交換することもあります。

口にするものを切るまな板。衛生的に保てるよう、正しいメンテナンスと寿命の見極めを心掛けましょう。
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