30%オフ、時間帯によっては50%オフなど、つい手が伸びてしまうことも……。でも、安さにひかれて買ったものの、結局使い切れずムダになったという経験がある方も多いはず。今回は、食料品の割引品でありがちな後悔パターンと、失敗しないための3つのコツをご紹介します。
よくある「安さの落とし穴」
割引シールがついた商品、安い商品に飛びついてしまって「しまった……」と後悔する。そんなよくあるパターンにはどんなものがあるでしょうか。●使い切れずにムダにしてしまう
安さにつられてまとめ買いをしたけれど、結局は使い切れずに冷蔵庫の奥へ……。気づいたときには賞味期限が切れていた、というのはよくあるケースです。特に生鮮食品や日持ちしないものは、買う前に「本当に使うかどうか」を考えるのが大切です。
●しまい込んで忘れてしまう
「どうせ使うものだから」といって買ったものでも、いつもの収納場所に入らず、別の棚や引き出しにしまってそのまま忘れてしまう。後日、「こんなの買っていたっけ?」と発見されることも。お得感があったはずの買い物が、賞味期限切れでムダになってしまうのはもったいないです。
●必要じゃなかったのに買ってしまう
本当は買うつもりもなかったのに、「安いから」という理由だけでカゴに入れてしまう……。よく見ると、自分や家族が好まない食材だったり、献立に合わないものだったり。結局使わずムダにしてしまうのは、「安さの魔力」による典型的な後悔するパターンです。
後悔しないための3つのコツ
割引シールの食料品を上手に選ぶにはどうしたらよいのでしょうか? ちょっとした習慣を意識するだけで、ムダ買いを減らせます。●割引商品で後悔しないためのコツ1:買う前に「いつ、どう使うか」をイメージする
買う前に一呼吸。「この食材、今日の夕飯に使える?」「明日のお弁当に入れられる?」と、自分の予定や冷蔵庫の中身と照らし合わせてみましょう。
賞味期限・消費期限が近いものは、買ったその日のうちに調理できるかがポイント。使う場面を思い描けないなら、それは「ムダになる可能性大」です。
●割引商品で後悔しないためのコツ2:冷静に「それは本当に欲しかったもの?」と問い掛ける
買い物に出掛ける前に、献立や買う予定の食材をメモしておきましょう。その場の勢いで「安いから」とカゴに入れそうになったら、「これ、買うつもりだった?」と自分に聞いてみてください。
もともと必要だったものならお得な買い物に。でも、そうでないなら、衝動買いを避けるチャンスです。
●割引商品で後悔しないためのコツ3:「安い」ではなく「価値」を基準に選ぶ
本当にお金の使い方が上手な人は、値段ではなく「価値」を基準に選んでいます。
例えば、「家族全員が好きな食材で確実に使い切れる」「下ごしらえ済みで時短になって助かる」など、自分にとって得られるメリットを基準に考えてみましょう。
安くても食べないものより、少し高くても満足度の高いもののほうが、結果的には「お得」になることも多いのです。
「使い切れるか」「必要か」を意識すれば、割引品も節約の味方に!
物価高が続く今、「少しでも安く済ませたい」という気持ちは自然なこと。でも、割引シールにつられて不要な食品を買ってしまっては、結果的に「ムダな出費」になってしまいます。「これ、使い切れる?」「今日の夕飯で使える?」と自分に問い掛ける習慣をつけるだけで、買い物の精度はぐっと上がります。
割引商品を上手に活用するのは立派な節約術! 冷静に、自分にとって価値ある食品を選んで、後悔のないお買い物をしましょう。