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あぶらとり紙で人気の京都老舗「よーじや」がロゴを刷新! 60年ぶりの変更にSNSでは“戸惑い”の声も…

あぶらとり紙などが人気の京都を拠点とする肌ケアブランド「よーじや」が公式Xを更新。リブランディングを実施することを発表したところ、SNS上ではさまざまな意見が飛び交った。※サムネイル画像出典:よーじや 公式X

執筆者:All About 編集部

よーじやが60年ぶりにロゴを変更

よーじやが60年ぶりにロゴを変更 ※画像出典:よーじや 公式X

1904年に創業し、あぶらとり紙で広く知られる京都発の「よーじや」が、ブランドの顔ともいえるロゴマークを刷新すると公式X(旧Twitter)で発表した。現行のロゴは1965年にあぶらとり紙の表紙デザインとして誕生し、以来60年近くにわたって親しまれてきたものだ。

今回のリブランディングは、「みんなが喜ぶ京都にする」という新たなコーポレートスローガンのもと実施されるもので、京都の老舗が次の時代に向けて大きく舵を切る動きとして注目されている。
 

「あぶらとり紙」でおなじみのよーじやが大変身! “おなじみの店”へ再出発

よーじやは「60年間親しまれてきたよーじやのロゴマークが新しくなります」とコメントして、ロゴマークが変わることを公式Xで発表。

創業以来、舞台化粧道具や楊枝などの販売をしてきたよーじや。1965年に登場した手鏡に映る女性の顔を描いたロゴマークは、あぶらとり紙を通じて多くの人に親しまれてきた。

しかし同社の社長である國枝昂氏はnoteで1990年にあぶらとり紙ブームが起こり、以降観光客向けのイメージが強まり「おみやげ屋さんとしての認識が大きく広がりました」とコメント。あぶらとり紙の売上が全盛期と比べて4分の1以下に減少した現状を踏まえ「京都の人々におなじみだったよーじやがもう一度原点に戻り『おなじみの店』となることを目指そう」とつづり、ロゴマークの刷新を決定したとのことだ。

なお手鏡に映る女性の旧デザインに関しては、今後もあぶらとり紙を中心とした商品や店頭など、よーじやブランドの象徴として、引き続き使用されるとのこと。

加えてJR東日本「Suica」のマスコット「Suicaのペンギン」などのデザインで知られるイラストレーター・坂崎千春氏が手掛けた新たなキャラクター「よじこ」も発表された。

よじこはよーじやの公式Webサイトにて、「おでかけもしたいし、京都をもっと知りたいし」「ときどき手鏡から抜け出してみることにしました」「よーじやの『よじこ』って呼んでください」とコメント。今後はよーじやグループの顔として、親しみやすく身近な存在に感じてもらえるよう育てていくとのこと。
 

よーじやのリブランディングにSNSでは賛否の声

ロゴ刷新に「もったいない」という声も

ロゴ刷新に「もったいない」という声も ※画像出典:よーじや 公式X

今回のよーじやの発表にSNSユーザーからは期待する声が上がった一方で、「変わってしまうのは寂しい」「もったいない」といった旧デザインを惜しむ声もあった。

このような事態から、よーじやは公式Xで「ロゴやキャラクターについてはそれぞれの用途に応じて使用してまいります」「手鏡に映る女性のデザインはなくなるわけではなく、あぶらとり紙を中心とした商品や紙袋、店頭サインなどで引き続き大切に使用いたします」と新ロゴやキャラクターに関して説明を行った。

新たな方向へと舵を切ったよーじや。このリブランディングが今後どのように展開していくのか、注目が集まる。 <参考>
よーじや「Hello New Yojiya
よーじや【代表】國枝昂 note「『おみやげの店』から『おなじみの店』へ リブランディングを行います
よーじや 公式X 2025年3月26日
よーじや 公式X 2025年3月27日
※コメントは原文ママ

>次ページ:【実際の投稿】生まれ変わる! よーじやの新ロゴマーク
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