亀山早苗の恋愛コラム

担任への贈り物に2万8000円を集金し“4000円の花束”を購入。残りは「報酬」と言うママ友に愕然

子どもの卒業式に担任へプレゼントをすることになった。発起人に立候補したママ友に任せていたが、当日目にしたのは4000円程度の花束。28人から1000円ずつ集金したのに、一体どういうことなのか。明細開示を依頼したが、ママ友の対応は驚くべきものだった。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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ママ友のあまりにもずさんな会計に怒りが収まらない

ママ友のあまりにもずさんな会計に怒りが収まらない

子どもの小学校卒業に際して、担任や副担任に子どもからという形で有志によるお礼をするケースがある。親である発起人が有志を募って集金するのだが、これが必ずしも「明朗会計」となっていない。発起人たちがそのお金でランチをとったりカラオケに行ったりすることもあるようだ。

それについてSNS上で疑問を呈した親に対して、「明細や領収書を見せるのは当たり前」「余りを発起人がどう使おうがかまわない。お世話になったのだから、その程度で文句を言わなくても」と賛否両論が飛び交っている。

お金のことはきちんとしてほしい!

似たような経験をしたマリさん(42歳)は、「昨年、これで揉めました」という。

昨年春、上の子が小学校を卒業するにあたり、すでに卒業した子を持つ親から「私は前にもやっている。今年は下の子が卒業だから前の経験を生かせる」と発起人になると申し出があった。クラス35人だが、彼女とあと2人が立候補。担任に花とメッセージカードなどを送るということでマリさんたちは了承した。

「こういう場合、通常だったら花屋さん2、3軒に見積もりをとると思ったんですよ。有志は28人くらいいて、LINEでつながっている。どういう花がいいかと尋ねてくることもあるだろうと考えていましたが、まったく何も言ってこない。どうなってますか、と問い合わせたら、『私たちがうまくやるから大丈夫』って」

結局、間際になって1人1000円と伝えられた。花とメッセージカードで2万8000円って、どんな花を贈るのか、スタンドかとマリさんは夫と話していた。

「結局、当日、見かけたのはごく普通の花束。まあ、どんなに高く見積もっても5000円はしない。メッセージカードは百均で買ったのかというような代物。子どもたちからのメッセージは手書きではなく、発起人の子どもたちが学校で集めたものを色紙に発起人が書き写したもの。話が違うと憤ったのですが、周りのママ友に『しょうがないわよ、もう渡しちゃってるんだから』と」

「報酬もらってもいいでしょ」と逆ギレ

さらにびっくりしたのは領収書がLINEグループに上がってこなかったことだ。数日後、マリさんは「領収書の添付をお願いします」とグループに投稿したが、グループLINEはそのまま閉鎖された。

「あまりにもおかしい、こんなことが来年以降も続くのかと愕然としたので、発起人に電話したんです。そうしたら手間がかかっただの労力がだのとああだこうだ言ったあげく、『私たちだって報酬もらってもいいでしょ』とブチ切れた。それならそれでいくら懐に入れたのか教えてくださいよ、みんなからお金を徴収しているんだから、そうする責任があるでしょう、そもそもあなたは立候補したんだからと言ったら、電話を切られました」

どこの花屋かは目星がついたので、行って聞いてみるとやはり4000円程度だったという。カードや交通費にお金がかかったとしても、20000円以上は浮いたはずだ。

「これは明らかに横領だとママ友たちに連絡したんですが、『ことを荒立てなくても』という意見が大半。以前からこういうことがまかり通っていたんでしょうか」

マリさんは釈然としないまま、これからどうしようかと考えている。

1000円程度というけれど

ママ友たちの間では、「1人1000円程度の話だし、やってもらったのは事実なんだから、余ったら使われても仕方がない」という意見もあるそうだ。

「なにそれ、と思いますよね。国の事業の中抜き構造と一緒じゃないですか。世話になったら、何をされてもいいんですか。お金のことはきちんと明細や領収書をつけて、クリーンにするのが当然でしょう。民間企業でこんなずさんなことしたらクビになりますよ」

憤懣やるかたないといった感じのマリさんだが、一緒に怒ってくれる人は少ない。夫も「もういいじゃん」という感じなのだという。

「これを子どもたちが知ったらどう思うんだろう。こういうことをしていいんだと子どもたちが思ったら、親として恥ずかしくないですか」

人間性を疑わざるを得ない

マリさんはふだんは「正義を振りかざすタイプの人間ではない」という。むしろ、人間にはグレーゾーンもある、白黒つけることだけが正しいわけではないと思っている。だが、金銭に関してはクリアにしておくことが重要だと主張する。

「お金の問題は信頼関係に直結するからですよ。夫との間でも、あまりにも使途不明金が多かったら、その人間性を疑わざるを得ない。ましてや他人のお金を集めておいて、どれだけ使ったのかどれだけ余ったのかを明らかにしないなんて、そんな不誠実なことがあるんだろうかと思うんです。もしも発起人が1人だったら、こんなことをしますかね。彼女と仲のいい人があと2人ついてグループになったからこそ、こういうことが起こるんじゃないでしょうか」

全国でこういった問題は多々勃発しているのだろうか。お金の不明瞭さは確かに人間不信にもつながっていくだけにマリさんは来年以降を気にかけている。2年後には下の子が卒業するから、そのときは多忙ではあるが自分が手を挙げ、1人でやりきるしかないと考えているそうだ。
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