節約

家事のプロがあえて「使い切り/使い捨てにしているもの」6選! 手間が省けるおすすめアイテムとは

近年続々と登場している「使い捨てアイテム」。家事の手間が省けたり、家事のアイテムを清潔に保てたりするものも多くあります。そこで今回は、筆者が“あえて”使っている使い捨てアイテムや、それらを最大限活用するための方法などをご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

「使い捨て」アイテムとは、1回使ったら捨てるもの。コロナ禍以降、生活用品にはこの使い捨てアイテムが増えています。「使い捨て=環境に優しくない」というイメージがあるためか、最近では「使い切り」という単語も使われるようになりました。

煮沸消毒や塩素系漂白剤での消毒をしながら特定のアイテムを繰り返し使うことと、キッチンペーパーなどを使い捨てで使うことの、どちらが環境に優しいのか。アイテムにもよりますが、これを比較した研究はなかなかありません。使い捨てアイテムを使うか否かは、使い捨てでないものをどれだけ清潔に保てるか、またそれを衛生的に保つためにどれだけ手間がかかるかを、自分のライフスタイルに合わせて判断していけばいいのではないでしょうか。

今回は筆者が“あえて”使っている使い捨てアイテムと、それらを最大限に活用するための方法をご紹介します。

コンロ周りの掃除は「布巾→キッチンペーパー」に

キッチン油汚れシート

1枚のペーパーでコンロ、壁、換気扇などを掃除する

調理後の油や汚れが飛び散ったコンロ周りの掃除には、アルカリ電解水をキッチンペーパーに染み込ませたものやお掃除シートを使っています。油汚れがついた布巾を洗う手間とそれを干しておく場所を考えると、やはり使い切りの方が効率的だからです。

1枚のシートで毎日コンロだけでなく周りの壁もサッと拭くようにしているため、大掃除が不要な状態を保てています。時間に余裕があるときやコンロ周りがあまり汚れていなかったときは、換気扇周りも拭くようにすると、最大限活用できておすすめです。

食器拭きや調理台掃除も「布巾→キッチンペーパー」に

従来の布巾を衛生的に保つためには、使う度に煮沸消毒や漂白剤での消毒で殺菌・除菌をし、しっかりと乾燥させなければなりません。一方、キッチンペーパーの場合は、毎回新しいものを使えて清潔さが保たれます。最近は濡らしても破れないキッチンペーパーもあるため、筆者の場合は食器の水滴を拭いたあとに調理台の掃除に使ったり、調理家電の周りを拭いたりしています。

食器洗いスポンジを「使い捨てタイプ」に

最近になって各メーカーが発売しているのが、食器洗いスポンジの使い捨てタイプ。従来のスポンジは食材の汚れがスポンジに入り込んだり、湿気を吸って菌が繁殖したりしやすいことから、臭いやカビの原因になりがちです。

筆者の場合、食器洗い乾燥機を使うこともあるので、使い捨ての食器洗いスポンジは2~3日に1個使っています。おすすめは、捨てる前にシンク→排水口と掃除すること。以前はシンク用スポンジを吸盤でシンクに貼り付けていましたが、吸盤周りに汚れがたまるのが難点でした。しかし、捨てる前の食器洗いスポンジでシンクなどを掃除する習慣がついたことで、シンク用スポンジが不要に。結果的にシンクも衛生的に保つことができています。

肉や魚を調理するときは「使い捨てのまな板シート」を

まな板シート

まな板の上にまな板シート

肉や魚、土のついた野菜を調理するとき、まな板の上に牛乳パックを敷いて調理する人も多いでしょう。筆者の家の場合は牛乳パックが数日に1枚出る程度なので足りないという理由と、牛乳パックは資源回収でしっかりとリサイクルできるという理由から、まな板の上には使い捨てのまな板シートを使っています。

肉や魚、土がついた野菜を切る際は細菌がまな板に付着しやすいですが、シートを敷くことでまな板の汚れを直接防ぐことができます。使用後はそのまま捨てられるため、洗浄の手間も省けて便利。肉や魚、野菜についていた菌からの交差汚染(二次汚染)のリスクを減らすこともでき、調理後の清掃も簡単になるのです。

食卓を拭くのは「台拭き→除菌ウェットティッシュ」に

食卓を拭くのも台拭きではなく、除菌ウェットティッシュを使っています。これも、台拭きを衛生的に保つことの手間と干しておく場所の削減のためです。除菌ウェットティッシュは拭いたあとに除菌効果が残るため、食卓の衛生状態をよりよく保てます。

トイレブラシは「1回ごとの使い捨てタイプ」

もう何年も前のことですが、トイレブラシの使い捨てタイプが発売されたときは「待ってました!」と飛びつきました。やはりトイレブラシを清潔に保つのはなかなか難しいもの。従来のトイレブラシの場合、洗浄後に乾燥させきれないと細菌が残りやすく、次の使用時に汚れを広げることもあります。使い捨てタイプであれば清潔で乾燥させる手間もなく、収納も簡単です。

 
今回は筆者があえて使い捨てにしているアイテムをご紹介しました。使い捨てがいいか否かは、使う頻度や汚れ具合など、家庭によって変わってきます。ご自身の家庭での衛生面やメンテナンスの手間を考え、検討してみてくださいね。
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