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仕事ができる人は「サボるのが上手」な人?【にっしー社長】が教えてくれたコンサル時代の当たり前

仕事で優秀な結果や評価を得られる人とそうでない人とはどこが違うのでしょうか? 日々の業務に迷いや不安を感じた時に「仕事ができる人」が当たり前にやっている発想の仕方から、仕事の質を変えるヒントをお伝えします。

執筆者:All About 編集部

仕事ができる人は、サボり上手だった?

仕事ができる人は、サボり上手だった?

「真面目に頑張っているつもりなのに評価されない」「いつも仕事量が多くて残業ばかり」と悩む人と、仕事で優秀な結果や評価を得られる人はどこが違うのでしょうか? それは「仕事ができる人」が当たり前にやっている思考や行動、コミュニケーションなどのコツを知っているかどうかです。

コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』(西原亮著)では、著者がコンサルで超優秀な上司から叩き込まれた、当たり前すぎて誰も教えてくれない、時間や労力を無駄にせず成果を出せる「仕事の当たり前」をお伝えしています。

今回は本書から一部抜粋し、仕事ができる人の「チームワーク」の当たり前から「相手の期待を言語化する」というコツを紹介します。
<目次>

「相手の期待を言語化する」とは?

「相手の期待を言語化し、合意するよう自ら動く」

常にゴールからの逆算思考で「この業務は何が終わったら終わりなのか」を合意するように「自ら」動きます。この「自ら」という点が大きな特徴です。

私は企業の社員研修を担当することがあります。そのなかで、現場の社員から「いま自分が何をすればいいかわからない」「このままで成果がでるのか不安」「ルーティン業務ばかりしていていいのか」と不安の声を聞くことが多々あります。

たしかに、上司はきちんと部下とコミュニケーションを取り、業務を指示したり、成果を出すまでの道筋や活動のレビューをする必要があります。

しかし一方で、部下である現場の社員は、ゴールや仕事の目的の設定が「他人任せ」になりがちです。

できる人は「こうしたいのですが、いいでしょうか?」と聞く

仕事ができる人は「誰かからの指示を待つ時間がもったいない」と考えます。

そのため、業務のゴールや成果の出し方について、上司や関係者と合意するように「自ら」動きます。

また「どうしたらいいですか?」と答えを求める姿勢ではなく、「こうしたいのですが、いいでしょうか?」と自らの案を持って相手とコミュニケーションを取るのも特徴です。

もし、日々の業務の目的があいまいになり、充実感のない仕事になっているならば、「相手の期待を言語化し、合意するよう自ら動く」をぜひ実践してみてください。

さらに仕事ができる人は、実際の作業に取り掛かる前に「無駄を省くための仕事」を惜しみません。たとえば次のように考えます。

そもそも、この作業はきれいに資料化する必要があるか、それとも、チャットに箇条書きでいいか?

そもそも、○○社の提案資料をゼロから作らずに、過去の提案資料データを見つければ作業時間が短縮されるのではないか?

そもそも、上司と他部署含めた5人での日程調整に時間がかかっているので、自分と上司の2名だけで日程調整してはだめか?

このように、無駄を省くためのコツは「そもそも」という言葉です。

「そもそも」という視点で業務を改めて見直し、必要のないことはサボってしまう。いかに手間をかけず、効率的にゴールを達成するかが重要なので、ぜひ実践してみてください。
  西原亮 プロフィール
株式会社明治クッカー代表取締役|慶應義塾大学卒業後、アメリカ・ニューヨークに拠点を置く投資ファンドと大手総合商社の合弁にて設立された経営コンサルティング会社に入社。同社で5年の勤務を経て30歳を迎えた2013年、父親の跡を継ぐために明治クッカーに参画、同年8月より代表取締役に就任。 2019年より「にっしー社長」としてYouTube、およびTikTokにてビジネススキルの情報発信を開始。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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