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建築も作品もグルメも芸術品! 3分で分かる「国立新美術館」の魅力と楽しみ方

アートの街としても名高い六本木エリアでも、ひときわ強い存在感を放つ国立新美術館。その魅力を3分で分かるようまとめてみました。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

「インスタ映え」という言葉がはやるはるか前から、東京でも有数の“写真を撮りたいスポット”として人気の六本木・国立新美術館。

2007年に開館したこの美術館は、その見た目のインパクト、さらに千代田線・乃木坂駅直結というアクセスのよさも手伝って、国内外から訪れる人の多い人気スポットです。一体どんな美術館なのか、3分でまとめてみましょう!

黒川紀章、最後の美術館 

国立新美術館外観

六本木の名所と言っても大げさではない国立新美術館

国立新美術館は国内5番目の国立美術館として2007年に誕生。コレクションを持たない美術館で、3フロアに合わせて1万4000平方メートルという国内最大級の展示スペースがあり、海外の超有名美術館のコレクションから、ファッション、漫画、公募展まで、実に多彩な展覧会が日々開催されています。
壁面を館内から見る

壁面を館内から見る

国立新美術館の魅力といえばまずはその外観。カーテンのように波打つガラス壁の建物は黒川紀章さんの設計で、彼の生前に完成した最後の美術館となりました。

開館から20年経とうとしている今でも、外側、内側から熱心に撮影をしている人が後を絶たない、フォトジェニックな建築。1階ロビーのアトリウムは天井高が21.6メートルもあり、光あふれる唯一無二の空間が日常からアートにどっぷり浸る非日常時間に気持ちを切り替えてくれます。

世界的名画の隣で10代の作品も展示!?

2つ目に挙げたい魅力は「思いがけない出会いがある」点。最大12の展覧会を同時開催できる国内最大級の国立新美術館には常設展示がなく、近現代美術を中心に日々さまざまな展覧会が開催されています。

日展や二科展といった日本を代表する公募展が盛んに行われていて、「企画展を見に来たら、隣でおもしろそうな公募展が入場無料で開催されていた」「ふらりと入った公募展で入選していたのが10代の作品で、大いに刺激を受けた」という思いがけないアートとの出会いも楽しめます。

グルメスポットも芸術的! 

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

個性的な作りのグルメスポット。開放感は格別!

3つ目の魅力は「グルメ」! 館内には1つのレストランと3つのカフェがあり、美術鑑賞の前後、合間、そしてグルメスポットとしてわざわざ訪れる人などが思い思いの時間を過ごしています。

特にミシュランシェフとして名高いポール・ボキューズの正統派フランス料理を、気軽なスタイルで楽しめる「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」は人気店。逆円錐型のコンクリートの上部にあるレストランで、下から見上げているだけでもその開放感・眺望・料理を味わってみたくなります。
 
以上、3分で「国立新美術館の魅力」をお伝えしました。

歩ける距離にある「サントリー美術館」「森美術館」と3館で「六本木アート・トライアングル」というネットワークを作り、相互割引なども行っているので、こちらも賢く利用したいものです。
 
<DATA>
国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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