実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、新潟県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:新潟県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:500万円
現在の金融資産:預貯金950万円、リスク資産2200万円
これまでの年金加入期間:国民年金38年、厚生年金30年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万3247円老齢厚生年金(厚生年金):8万200円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
ひと月の支出:6万円
「お金を使う楽しみもなく、貯金が増えていくだけ」
現在、およそ預貯金950万円、リスク資産2200万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと使っておけばよかった・正直貯めすぎた」と回答。
その理由として、「(年金から)毎月かなり貯金ができていますが、足腰が悪くあまり外出しない。しても近い所までなのであまりお金を使う機会がなくどんどん貯金が増えていくだけ。ネットとかはよく分からないのでもっと使っておけばよかった」と語っています。
「老後資金5000万円を目指してひたすら蓄えてきた」
現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。「5000万円もあれば老後もゆっくりとして過ごせるからです。具体的には家を買うまではお金を貯め、貯まったあとは毎月30万円ほど貯金」をして備えてきたといいます。
しかし実際に年金生活を迎えた今、老後資金は「2000万円」程度でもよかったのでは、と感じているとのこと。
「もっとお金を使っておけばと思っています。私は本が好きなので足腰が悪くなる前にもっと本を買いに行っておけばよかったなと思っています」とあります。
「家にいるばかりで同じような日々の繰り返し」
今の生活の満足度については「あまり満足していない」という投稿者。「家にいるばかりで楽しみが少なく、ネットについても分からず毎日の生活がほとんど同じであまり満足していません」とその理由を語ります。
「妻も亡くなってしまって」現在は一人暮らし。「孫たちも帰ってこない」と寂しさを募らせておられました。
※皆さんの老後資金についてのエピソードをお寄せください。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません