Galaxy A25 5Gはエントリークラスだが機能充実。ワイモバイルでは一括1円
サムスン電子ジャパン株式会社(以下、サムスン)のスマートフォンはGalaxyシリーズの人気が高く、ハイエンドモデルのSシリーズ、フォルダブル(折りたたみスマートフォン)のZシリーズ、エントリークラスのAシリーズがリリースされています。なかでも、Aシリーズはリーズナブルで、日常でのカジュアルな利用や、子ども・シニア向けにも利用しやすいモデル。最新機種として、Galaxy A25 5Gが2月27日より販売されており、Samsungオンラインショップの価格(執筆時点)は税込2万9900円です。
SIMフリーモデルのほかに、一部通信会社でも販売。通信料金プランとセットで端末価格が割引になっています。
特にワイモバイルでは、他社からの乗り換えによる割引、かつSIMカード(料金プラン・シンプル2M/L)のセット割引を合わせると、機種代金が一括払いで1円に(機種代金定価の2万1984円−割引合計2万1983円=1円)。エントリーモデルとはいえ、最新機種が一括1円で入手できるので注目されています。
機種の返却不要。「一般的な1円スマホ」よりお得かも
一般的にスマートフォン購入の割引がある場合、通信会社に2年後に端末を返却することが前提。返却したときの買取価格(リユースモバイルジャパンによる算定)の金額を除いた価格を2年間の月割にして、安く機種を購入できる仕組みです。
ただ、Galaxy A25 5Gのワイモバイルの場合は、他社からの番号移行によるMNP割引と指定通信料金プラン加入による割引を組み合わせることで、端末返却不要の一括1円スマホが実現しています。
他社からの番号移行や、通信料金プランという条件はありますが、端末を1円で購入できるメリットが大きくなります。
Galaxy A25 5Gのスペックは?
Galaxy A25 5Gの仕様を紹介し、その後に実際使ってみた感想を記載します(先に感想が知りたい方は記事後半までスクロールしてください)。
◼️基本のスペック
- OS:Android
- ディスプレイ:6.7インチ(解像度720×1600、TFT、リフレッシュレート60Hz)
- カメラ:背面カメラ2眼仕様(広角カメラ約5000万画素、マクロカメラ約200万画素)、前面カメラ約500万画素
- サイズ:167.7×77.7×8.5mm
- 重量:210g
- カラー:ブラック、ライトブルー、ブルー
- CPU:MediaTek Dimensity 6100+(オクタコア)
- メモリ:内蔵メモリ64GB/4GB
- 外部メモリ対応:microSDXCカード対応
- バッテリー:5000mAh
- 生体認証:指紋・顔認証
- 耐水・防水:IPX5/IPX8
- 防塵:IP6X
- その他:おサイフケータイ対応、急速充電USB-PD 2.0、デュアルSIM(nano-SIM/eSIM)、5G対応
◼️ベンチマークアプリでの測定結果
ベンチマークアプリ(スマートフォンの性能を測定するアプリ)Antutu Benchmarkで30万ポイントと低い値ではありますが、エントリーモデルとしては標準的な数値です。
◼️その他の特徴
特徴として、「かんたんモード」を搭載しており、大きな文字とアイコンにモードが変更されて、初めてスマホを使う方も使いやすくなっています。
スマホの使い方を無料で相談できる「Galaxy使い方相談」、紛失時や子どもの見守りに活用できる「リモート追跡」、通話内容の自動録音機能、専用アプリ「Samsung Health」での健康管理機能を搭載しています。
実際に使ってみると?
使用してみると、実用的なスマホであることを実感できました。体感速度としてはスムーズに動いています。負荷の高いゲームアプリなどでは動作が重くなりますが、SNSやストリーミング動画を楽しむ程度ではストレスなく利用ができます。ディスプレイは、約6.7インチという大画面で視認性が高くなっています。有機ELではなくTFT(解像度1600×720、リフレッシュレート60Hz)のため、詳細な表示ではありませんが、WEBや動画を閲覧するには十分な機能です。その他、バッテリーも大容量の5000mAh、2眼カメラ、おサイフケータイ対応、防水防塵対応と日常用途で利用しやすい仕様になっています。
1円スマホがおすすめな人/選ばない方がいい人は?
Galaxy A25 5Gに限らず、1円スマホは、一括購入1円や、2年後返却前提で月額1円で実質24円などさまざまな種類があります。MNPによる番号移行や、通信会社の条件の通信プランに納得できるユーザーであれば、コストを抑えられますのでおすすめです。エントリークラスの機種がメインとなりますが、最近のエントリークラスは機能が充実しており、用途にあった端末を選択できれば十分実用になります。5G通信、おサイフケータイ、カメラ機能、防水防塵機能など、搭載されている機能を確認しておきましょう。
とはいえもちろん、ハイエンドモデルと比較すると、どうしても機能は下になります。高画質なカメラ機能、快適なゲーム体験、表示のきれいなディスプレイなどを求める方は、ミドルレンジ以上のスマホを選択した方がいいでしょう。通信会社の指定料金プランではなく、利用したい特定の格安SIMがある方や、(一括購入ではない機種を購入し)2年後に返却することに抵抗のある方も同様です。
買い替えや購入の目的を考えて、後悔しない機種やプランを選びましょう。