自分軸のある人の特徴1:時間の使い方が上手
お金が貯まる人は、時間を大切にします。なぜなら、時間もお金と同じくらい貴重な資源だからです。自分軸がある人はデジタル機器や他人に振り回されません。例えば、スマホをなんとなく見ていたら、気づけば1時間たっていたり、ネットショッピングでつい余計な買い物をしてしまったりしたことはありませんか? また、他人に誘われたからと気乗りしないレジャーに参加することに時間を使ってしまうことも。
こうした何気ない時間の使い方が積み重なると、知らず知らずのうちにムダな出費が増えてしまいます。自分軸を意識して時間を使うことは、お金を大切にすることにもつながるのです。
●ムダな時間を作らないためには?
ムダな時間を作らないためには以下の点を心がけましょう。
・買い物は目的を決めて行う
「とりあえず見て回る」ウィンドウショッピングを減らしてみましょう。人にすすめられたから買う、という余計な買い物を防げます。
・買い物の情報収集はほどほどに
「安く買うために調べ過ぎて時間がかかる」のも考えもの。デジタル機器に振り回されてしまうかもしれません。値段や品質をチェックしつつ、時間をかけ過ぎないバランスが大切です。
・リラックスする時間をつくる
ストレスがたまると衝動買いが増えがちです。気乗りのしないお誘いを断れなくなってしまうことも。ヨガや瞑想(めいそう)、入浴、自然の中の散歩などで気持ちを落ち着けましょう。あえて時間を忘れてリラックスすると気持ちが穏やかになり、「なんとなく買う」クセが減ります。心が整うと、本当に必要なものだけを選べるようになります。
自分軸のある人の特徴2:「見栄」でお金を使わない
お金の使い方は、自分軸を持っているかどうかで大きく変わります。ブランド品や高級レストランに価値を感じる人もいれば、旅行や趣味にお金をかける人もいます。大切なのは、「周りに流されるのではなく、自分にとって本当に価値があるか?」を基準に判断することです。一方で、自分軸がないと、「みんなが持っているから買おう」「高いもの=いいもの」といった思い込みで無駄な買い物をしてしまいがち。また、「安いから」と必要のないものまで買い、結果的にムダ遣いが増えてしまうこともあります。自分にとって大切なものを見極め、本当に必要なものだけにお金を使うことが、貯まる習慣につながります。
●「見栄」ではなく、自分にとって価値のあるものにお金を使うには?
お金を貯めるためには、見栄ではなく、自分にとって本当に価値のあるものにお金を使うことが大切です。
・「これは買わない」と決める
なぜそれを買うのか?本当に必要なのか?と自分に問い掛けてみましょう。「流行っているから」「安いから」といった理由で買ったものの、結局使わずに終わることは少なくありません。
・「これがあれば幸せ!」を意識し、大事にする
「旅行が大好きだから、そのために貯金する」と決めれば、不要な買い物を自然と減らせます。自分が本当に大切にしたいものを知ることで、お金の使い方にも自分軸が生まれます。
・気になることに「トライ」する予算を持つ
貯金ばかりを優先するとストレスが溜まり、逆にムダ遣いにつながることもあります。特に、「やりたいことがあるのに、挑戦できない……」という状態は避けたいもの。そこで、気になることに少しずつトライするための予算を持つのもおすすめです。
例えば、「カフェ巡りをしてお気に入りの場所を見つける」「気になる本を1冊買って読んでみる」「新しいレシピに挑戦してみる」など。日常の中で楽しみながらお金を使う習慣をつけることで、満足度の高い支出がどんなものかわかるようになるでしょう。
お金を使う基準を「人と比べる」のではなく、「自分にとっての価値」で決めることが、ムダ遣いを減らし、貯金につながるポイントです。本当に必要なものにお金を使い、無駄な支出を減らすことに意識を向けていきましょう。