毎月、自由に使えるお金は、家賃、食費、光熱費、通信費など、生活に欠かせない出費を引いたあとの残りです。そのため、思ったより自由に使えるお金は少ないものです。
それなのに、「ほしいもの」や「やりたいこと」は尽きません。ちょっとだけ、のつもりが、気づけば出費が増え、「今月もお金がない……」と感じてしまうのです。今回は、金欠に陥らない方法を解説します。
3つのことを意識して金欠から脱出!貯金を増やそう!
金欠を克服するためには、次の3つのことを実践してみましょう。●その1:固定費を見直してムダを減らす
まず、最初に取り組みたいのが「固定費の見直し」です。固定費とは、毎月必ず出ていくお金のこと。例えば、家賃、スマホ代、保険料、サブスクリプションサービスなどが当てはまります。固定費は、一度見直すだけで、その後は自動的に節約が続くのが大きな魅力です。面倒に感じるかもしれませんが、「最初のひと手間」で、ずっとお金が貯まりやすくなるので、ここはぜひ頑張りましょう!
例えば、スマホの料金プランは見直していますか? 大手キャリアから格安SIMに変えるだけで、月3000円以上安くなることもあり、年間なら3万円以上も節約が可能です。
また、使っていない動画配信サービスやアプリのサブスクはありませんか? 「月額500円くらいなら……」と放置していると、気づけば年間で数万円の出費になります。不要なものは思い切って解約しましょう。
さらに、保険も大きな固定費です。保険は大事ですが、保障内容が重複していたり、不要な特約がついていたりしませんか? 保険証券を再度確認してみましょう。
固定費は一度手を加えるだけで、毎月の支出が自動的に減ります。最初の一歩として、まずはここから始めてみてください。
●その2:変動費をコントロールする
次に見直すべきは、「変動費」です。変動費とは、使うたびに金額が変わる支出のこと。例えば、食費や交際費、趣味、洋服代、コンビニでの買い物などがこれにあたります。
変動費は、生活を楽しむためのお金でもあるので、無理に全部カットする必要はありません。でも、ムダ使いを減らすだけで驚くほどお金が残るようになります。
例えば、コンビニに寄る習慣はありませんか? 「ちょっとコーヒーを買うだけ」のつもりが、新商品のお菓子や雑誌まで買ってしまい、1回で1000円近く使ってしまうことも。これが週3回続けば、月に1万円以上の出費です。
また、「100円ショップ」も要注意です。安いからとつい、いろいろ買ってしまいますが、「安いものをたくさん買う」のは、実は大きな浪費。買う前に「本当に必要?」と一度考えてみるだけで、ムダな買い物は減らせます。
さらに、多くの人がやりがちな「ストレス買い」にも気をつけましょう。仕事や人間関係で疲れたとき、買い物でスッキリした経験はありませんか? これは「買い物セラピー(Retail Therapy)」と呼ばれる現象で、気分転換にはなりますが、繰り返すと出費がかさみます。
「ストレス発散=買い物」ではなく、散歩や運動、読書などお金をかけないリフレッシュ方法を見つけることが、浪費グセを抑えるコツです。
●その3:収入を増やして余裕を作る
最後に、「収入を増やすこと」にも目を向けてみましょう。節約だけでは限界がありますが、収入が増えれば、お金の余裕は一気に広がります。
でも、「収入を増やす」と聞くと、「転職しなきゃ」「起業しないと無理?」と思うかもしれません。そんな大きなことをしなくても、今できることから少しずつ始めましょう。
例えば、スキマ時間に副業をしてみるのはどうでしょう? 最近は、Webライティング、フリマアプリでの不用品販売、アンケートモニターなど、スマホ1台でできる副業がたくさんあります。
また、スキルアップも収入を増やす近道です。資格取得やオンライン講座を受けることで、昇給や転職のチャンスが広がります。
さらに、好きなことや得意なことを活かして収入につなげる方法もあります。例えば、写真が趣味なら「ストックフォト販売」、読書好きなら「書評ブログ」など、自分の強みをお金に変えられるのです。収入が増えれば、節約だけに頼らなくても自然とお金が貯まりやすくなります。
まとめ
金欠状態を克服するためには、まず「出費を見直す」ことから始め、そのあと「収入を増やす」ことで余裕を作ることが大切です。・固定費を見直してムダをなくす
・変動費をコントロールしてプチ浪費を防ぐ
・収入を増やしてお金の流れをプラスにする
この3つを実践すれば、「気づいたらお金が消えている……」という悩みから卒業できます。無理なくできるところから、少しずつ始めてみましょう。