癌(がん)

Q. 初期症状がないがんを早期発見する方法はありますか?

【医師が解説】初期症状が現れにくい「すい臓がん」は早期発見が難しく、進行するまで気づかないこともあります。見逃しやすい初期症状や、早期発見のためのポイントについて解説します。

Q. 初期症状がないがんがあると聞きました。早期発見する方法はありますか?

がんの初期症状とは?早期発見する方法は?

がんの初期症状とは? 早期発見する方法は?


Q. 「特に何の自覚症状もないのですが、『初期症状がないがん』があると聞いて、不安になっています。症状がなくても、何か自分で気づくポイントなどはないのでしょうか? どのような点に注意すればいいですか?」
 

A. がんの早期発見の鍵は、「定期健診」を受けることです

初期症状が現れにくいがんの代表例に、すい臓がんがあります。すい臓がんは、初期では特徴的な症状がほとんど現れません。また、体の中心部に位置し、周囲を胃や腸、肝臓などに囲まれていることも、早期発見が難しいとされる一因です。

すい臓がんの患者さんに、初期に感じた不調をたずねると、「胃のあたりの違和感」や「背中あたりの重たい感じ」、また、「食欲不振」「便通の不安定さ」などが挙げられます。これらの症状は、いずれも日常的によく見られる体調不良と似ているため、見過ごされがちです。ちょっとした不調でも、症状がいつもよりも長引いているときや、悪化していると感じるときは、自己判断せず、病院を受診するのがいいでしょう。

そして、どのがんの場合も、早期発見のためには、年に1回の定期健診を受けることが重要です。初期症状に気を配ると同時に、健康診断での異常を見逃さないことが、早期発見・早期治療による、治癒率の向上につながります。

さらに詳しく知りたい方は、「すい臓がんの初期症状・がんの進行」をあわせてご覧ください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ