Q. 脇にしこりがあるのに気づきました。がんでしょうか?

脇にしこりがある……もしかして、がん?
Q. 「最近、脇の下にしこりがあることに気づき、不安を感じています。これはがんの兆候でしょうか? それとも他の原因が考えられるのでしょうか」
A. しこりの多くはリンパ節の腫れであり、がんの可能性は高くない
脇の下のしこりは、多くの場合リンパ節の腫れによるもので、がんの可能性は高くありません。リンパ節の腫れは多くは体内で起こっている炎症(風邪や怪我、虫歯など)に対する私たちの体の正常な反応です。通常、炎症が治まるとリンパ節も小さくなります。しこりが悪性ではないかを見極めるためには、「大きさの変化」「硬さ」「可動性」に注目します。炎症によるしこりは弾力があり、触ると動きます。しかし、次第に大きくなり、硬くて動かない場合は炎症以外の原因で腫れていることもあり、がんもその原因の一つとして挙げられます。
もし、自然に小さくならず、逆に大きくなっていると感じる場合や、硬くて動かない場合は、自己判断で様子見を続けないようにしましょう。適切に、医師の診察を受けることが大切です。
さらに詳しく知りたい方は、「首のしこり・股関節・わきの下のしこりは癌?悪性・良性の見分け方」をあわせてご覧ください。