Q:在職老齢年金制度の支給停止基準額の50万円の計算について、総報酬月額相当額で「賞与額は1回150万円」の上限が適用されますか?
「在職老齢年金制度の支給停止基準額の50万円の計算についての質問です。総報酬月額相当額で賞与額は支給1回につき、150万円が上限が適用されますか」(匿名)![毎月の給与を抑え、賞与を増やす方法で、在職老齢年金による年金の支給停止を避けることはできる?](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/5/0/8/7/2/9/202502031552/508886.jpg)
毎月の給与を抑え、賞与を増やす方法で、在職老齢年金による年金の支給停止を避けることはできる?
A:総報酬月額相当額で、賞与額は支給1回につき、150万円の上限が適用されます
厚生年金保険の適用事業所となる会社で、60歳以上70歳未満の人が、厚生年金の被保険者として(厚生年金に加入して)給与収入などを得ている場合、特別支給の老齢厚生年金や老齢厚生年金の報酬比例部分の月額と、総報酬月額相当額の合計が支給停止基準額(50万円/令和6年度)を超えると、超えた年金の一部または全額が支給停止となる場合があります。これを在職老齢年金制度といいます。相談者の質問は、この在職老齢年金制度の計算で用いる総報酬月額相当額の標準賞与額についてだと思います。ご認識のとおり、支給1回につき、150万円の上限が適用されます。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)