
結婚後にパートナーが豹変……どうして?
結婚前の交際期間の長さや深さは、意外と関係ないもの。むしろ「結婚」さえしなければ、何も変わらなかったかもしれません。そのくらい、結婚して夫婦になるという関係性の変化は、カップルにとっては影響が大きいのです。
不動産のお悩み解決サイトURUHOMEを運営するドリームプランニングが実施したアンケート(※)によると、結婚後にパートナーの豹変を感じた人は約半数。しかもほとんどは悪い方向へ変わってしまったようです。
パートナーが豹変してしまったら、夫婦生活にヒビが入りかねません。しかし豹変した側にも必ず変わってしまった原因(理由)があるはずです。いったい、どのような原因で豹変してしまったのでしょうか。
原因1. 結婚生活のストレス
結婚生活を始めたばかりのうちは、新しい環境や役割の変化がうれしい反面、ストレスに感じる人も多いもの。新婚生活に過度の期待を抱くほど、現実とのギャップがストレスになってしまうことも。経済的な変化(家計負担)や家事分担に関する意見の相違も、ストレスを生み出す原因です。ストレスをため過ぎた結果、パートナーへの不満を爆発させて気を遣わなくなってしまったり、逆に変化を受け入れることにうんざりしてパートナーに対し不機嫌になってしまったことが、「パートナーに接する態度が前と違う」ように豹変してしまったのでしょう。
原因2. 「慣れ」が生み出す変化
新婚の頃は互いに対する期待も高く、愛情や関心を言葉や態度でこまめに示します。しかし時間がたつにつれ、どんな関係も慣れ合いへと変わっていくもの。日常の忙しさや生活の負担が増えたあげく、次第に関係が希薄になってしまうことも。また、子どもが生まれたり親と同居する羽目になるなど、家族の増加が2人の関係にさまざまな影響を与えます。慣れることは、緊張感をなくすことでもあります。よくいえばリラックス、しかし悪く捉えるとマンネリや惰性を生む要素でもあります。慣れ合いの関係へと進展した結果、嫌われる不安や別れの心配がなくなり、これまで見せていなかった「普段の自分」を出すようになってしまったのかもしれません。
原因3. 個人的な成長(進化)と変化
結婚後、仕事の変化や新しい趣味の開拓など、パートナーの成長が「豹変」したように見えることもあります。自己成長の過程で、価値観や考え方が変わることもあるでしょう。成長するということは、進化するということ。しかしパートナーと同じ速度で成長できないと、相手は「以前のほうがよかった」と感じてしまうかもしれません。
豹変したパートナーとどう接する?
結婚後にパートナーが豹変した場合、あなたが合わせることが苦でなければ、譲歩するのが最善です。しかし変化の内容によっては難しいこともあるでしょう。まずは時間を作り、じっくり話し合ってみること。相手はもしかすると、自分が豹変したという自覚がないかもしれません。できるだけ客観的に「どのように変化したか」を伝え、それに対してあなたがどう感じているか、理性的に述べましょう。泣いたり怒ったり、感情的な態度ではうまく伝わらないので気を付けて。
今のままでは不都合であることを理解できれば、パートナーと今後について一緒に考えることができます。しかしパートナー自身が「今のままの自分を受け止めてほしい」と望んでいるならば、この先の結婚生活を互いが無理なく続けるためにも、妥協点を見つけなければなりません。
もう1つの解決法は、あなた自身も変化すること。豹変が「進化」だと認識できる場合は特に、あなた自身も現実を受け止め、パートナーの変化を尊重したりパートナーに協力してみましょう。
意識を変化させ自身も成長すれば、関係のバランスを改善することができます。常に「釣り合う人でありたい」と望みつつ、価値観の変化などにも柔軟に対応できれば、いつまでもベストパートナーでいられますよ。
※出典元:URUHOME(ウルホーム)
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