亀山早苗の恋愛コラム

大好きな彼に同棲を提案されて「2LDK、部屋は別室」を絶対に譲れない条件にした彼女の事情

同棲をしている彼は、実家ぐらしが長く、いつでも誰かと一緒にいたいタイプ。一方自分は、15年一人暮らしをし、自由気ままに過ごしてきた。部屋は別々にしてもらったが、それでも彼は、家でもずっと一緒にいることを求めてくる。正直つらくなってきた。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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彼女には、どうしてもダメな理由がある

彼女には、どうしてもダメな理由がある

一人暮らし同士の男女が恋に落ち、一緒に住むことを決めた。だがその時、女性は「2LDK、それぞれの部屋を持つ」ことを提案。彼はなかなかうんと言ってくれなかったという。彼女が部屋を別にしたかった理由とは……。

1人になれる空間がないとダメな私

「私は18歳で大学入学のために上京してから、15年も一人暮らしをしてきました。もう自分なりの生活がしみついているし、1人になれる空間がないとダメなのもわかってる。友達と旅行に行っても部屋は別にしてもらうし、ごはんの時だけ集合とか、1日数時間だけ団体行動とかじゃないとイライラしてくるんです」

アイカさん(34歳)はそう言う。家族がいようが愛する人がいようが、1人の時間がないと落ち着かないという人は少なくないだろう。

「1年半ほど付き合っている彼が、今度、賃貸マンションの更新があるんだけど一緒に住まないかと言ったのは半年前。悩みましたね。同い年の彼が一人暮らしを始めたのは30歳になるころ。それまでは実家暮らしだったそうで、コロナ禍で大人ばかりが実家で顔を突き合わせて険悪な雰囲気になったこともあり、思い立って1人で生活を始めたようです」

同棲するために譲れない条件を提示

とはいえ、彼の家庭はもともと仲がよかったらしく、今はコロナ禍のことは笑い話になっているとか。彼自身も、思い切って1人で生活してみたけどやっぱり寂しかったなあと漏らすこともあった。

「だから彼は基本的に人と一緒にいたいタイプなんですよね。でも私は基本的に1人でいたいほう。だから自分のプライベートスペースを確保できないなら、同棲は難しいと思うと彼に言いました」

彼は少し拗ねたように「オレのこと、本気で好きなわけじゃないの?」と言った。そうではない、私自身の資質の話だと説明しても、彼にはなかなか分かってもらえなかった。

「でもいろいろ調べたり人に話を聞いたりはしたみたいです。人はいろいろなんだね、と言っていました。結局、じゃあ2LDKで探そうということになり、互いの会社まで30分程度で通えるいい物件を見つけました」

少し古いが、建物も周りの下町っぽい雰囲気も気に入り、2人はそこへ越した。
 
>彼氏がストーカーのようについてくる
 
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