現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、北海道在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人のみ
居住地：北海道
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：1000万円
現在の資産：預貯金0円、リスク資産：1億円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：不明
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：3万8000円老齢厚生年金（厚生年金）：6万円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
「ゴルフに行く回数はグッと少なくなった」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「友人たちとゴルフに行く回数は現役時代と比べるとグッと少なくなり、また遠くに行く余裕もないため」と語っています。
リタイア前の年収に対し老齢年金の記載額が計9万8000円と少ないため詳細は不明ですが、ひと月の支出は約「8万円」に抑えられていて、年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「わずかでもポイ活で収入を得る」
年金で足りない支出がある場合については「貯金から引き出し」て賄っているという投稿者。年金生活においては「わずかながらもポイ活で収入を得る」ことで老後資金を増やす工夫をしているそうです。
「どこに行こうにも体の不安がある」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「年を取り体を悪くすると長期間の旅行にいけなくなる。若くて体が元気なうちにもっと世界のいろんな都市を巡り、たくさんの見聞を得ていればよかった」と回答。今は「どこに行こうにも体の不安があり、体調を悪くして他人に迷惑をかけないか、また入院してしまわないか不安」だといいます。
いっぽうでおよそ1億円の資産があるため、経済的には「焦りや不安感はなく、精神的なゆとりのもと毎日生活できる」と語られていました。
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