MacとWindows PCの大きな違い
Macは米アップルが開発・販売するパソコンで、MacOSを搭載しています。一方、OSの開発は米マイクロソフトが、本体の開発・販売は他のさまざまなメーカーが手掛けているのがWindows PCです。MacとWindows PCの最も大きな違いとして挙げられるのは、Macにはアップルが販売しているモデルしかないという点です。例えば現行モデルのノートPCを選ぶなら、13インチ/15インチのMacBook Air、14インチ/16インチのMacBook Proが候補となります。
あとはそれぞれのプロセッサやメモリ、ストレージなどの性能を比較して、購入するモデルを決めるだけ。Windows PCのように多くのメーカーから無数のモデルが出ているわけではないので、選びやすいのが特徴です。
操作方法の違いは?
実際にMacに乗り替えた場合、使い勝手の部分でWindows PCと異なるのがキーボードやマウスです。WindowsとMacでは一部のキーが異なります。Windowsにある「Alt」キーや「Windows」キー、「半角/全角」キーなどがなく、代わりに「option」キー、「command」キーなどが用意されています。コピーやカット、貼り付け(ペースト)などのショートカットにはcommandキーを用います。指使いも変わってくるため、初めてMacを持つ人は使いながら慣れていく必要があるでしょう。 またMacの場合はマウスをほとんど使わず、トラックパッド(タッチパッド)で操作する人も多いようです。トラックパッドにボタンがなかったり、スクロール操作の向きがWindows PCと逆だったりするのも、Macの特徴です。
OSの構造も異なるので、Windows PCを使い続けてきた人は細かな設定や挙動の違いに戸惑うこともあるでしょう。ただMacは非常に感覚的に使える部分が多いので、すぐに慣れることができます。
使えるアプリに違いはある?
ソフト面では、標準のブラウザがWindows PCでは「Microsoft Edge」であるのに対し、Macでは「Safari」になるなどの違いがあります。しかし、GmailやGoogleドキュメントなど、ブラウザベースのWebサービスはそのまま使えますし、ビジネスシーンに欠かせないアプリであるMicrosoft OfficeにもMac版があります。両方のOSに対応するアプリやサービスを中心に利用すれば、Windows PCとの違いもあまり気にならないはずです。注意したいのは、パソコンゲームや業務アプリなどはWindowsにしか対応していない場合が多いこと。利用したいアプリやサービスがある場合は、事前にチェックしておきましょう。
Macを使うメリットは?
Macにはさまざまなメリットがあります。1つ目はソフトとハードの両方がアップル製で、パーツや周辺機器、追加したアプリの相性などによるトラブルが発生しにくいということ。発生した場合でも、トラブルが特定しやすくなっています。
2つ目は、iPhone、iPadと簡単に連携できること。iPhoneをWeb会議用のカメラとして使ったり、同じアプリを連携して使ったりできます。すでにiPhoneやiPadを活用しているなら、Macを利用すると便利です。
3つ目は写真や動画の編集、音楽制作など、クリエイティブな用途で活用できること。アプリ開発など、プログラミングの現場でも活躍しています。もちろん、一般的なオフィスワークやビジネスにも利用できます。
Macを安く購入する方法
Macはすべてアップルの製品なので、販売店による価格差はほとんどありません。わずかに販売店のポイントがつくことはありますが、同じ性能のMacなら基本的に値段は同じです。それでも安く購入したいなら、「認定整備済製品」が狙い目です。これは初期不良などで返品された製品を再整備したもの。1年間の製品保証がつく上、通常の新製品よりも安く購入できます。
ただし整備済製品の特性上、いつでも在庫があるわけではないので、購入のタイミングなどを見計らう必要はあるでしょう。