ですがそのお値段は、最も安い「iPhone 16」の128GBモデルで12万4800円から。昨今の円安の影響が続いているため全機種が10万円を超えるなど、決して安いとは言えない金額で、購入をためらってしまう人も多いことでしょう。 ただ全ての人に最新のiPhoneが適しているかというと必ずしもそうとは限らず、旧機種で十分という場合も考えられます。そこで、現在Apple Storeで販売されているモデルの中からおすすめのiPhoneを、目的別に紹介していきましょう。
バッテリーが長持ちするiPhoneを使いたい人
スマートフォンを利用する上で重要なバッテリーの持ちですが、実は最もバッテリーが持つと見られているのが最新のiPhone 16シリーズです。なぜならiPhone 16シリーズ4機種はいずれも内部設計を見直し、従来より大容量のバッテリーを搭載、なおかつ電力管理機能の強化もなされているからです。とりわけ上位モデルはバッテリーの大幅な強化がなされているようで、アップルの公称値を見ると、ビデオ再生時間は「iPhone 16」が最大22時間であるのに対し、サイズが近い「iPhone 16 Pro」は大画面の「iPhone 16 Plus」と同じ最大27時間。そして「iPhone 16 Pro Max」は最大33時間とされています。
もちろん予算が許す限りではありますが、バッテリー容量を重視するならiPhone 16シリーズを選んだほうが有利であることは間違いないでしょう。
カメラ性能の良いiPhoneを使いたい人
多くの人が利用するスマートフォンのカメラは、年々進化を遂げています。したがってカメラ性能の良いiPhoneを使いたい場合は、最新でなおかつ光学5倍ズーム相当の望遠カメラも備えたiPhone 16 Proシリーズが望ましいです。しかし、最も安いモデルで16万円弱という値段を考慮すると、足踏みしてしまう人も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、1つ前の世代である「iPhone 15」や「iPhone 15 Plus」です。なぜならiPhone 16より安価ながら、最も多く利用される広角カメラの性能は4800万画素/F値1.6と、大きな違いがないからです。望遠撮影などに強いこだわりがなく、LINEでの写真共有やSNSへの投稿などが中心であれば、iPhone 15やiPhone 15 Plusでも十分満足できる性能を持っています。
片手で持ちやすいiPhoneを使いたい人
大画面嗜好の高まりで減少しつつある、片手で操作しやすいコンパクトサイズのスマートフォン。ですがiPhoneの場合、大画面の「Plus」「Pro Max」が付くモデルを除けば、画面サイズは6.1~6.3インチと、最近のスマートフォンの中では比較的コンパクトな部類に入ります。それゆえ「iPhone 16」「iPhone 15」「iPhone 14」を選べば片手でも比較的操作はしやすいのですが、「iPhone 13」シリーズまで存在した「mini」モデルに匹敵するコンパクトさを求めるのであれば、唯一の選択肢は「iPhone SE(第3世代)」になるでしょう。
今となってはデザインの古さが否めませんが、画面サイズが4.7インチで手に収まりがよい、安心感のあるサイズ感は間違いありません。
「性能はそこそこでいいので、安いiPhoneを買いたい」という人
最新のモデルを購入しても使いこなせないという人は意外と多いでしょうし、そもそもiPhone 16シリーズの売りの1つである「Apple Intelligence」も、日本語には2025年にならないと対応しません。したがって最新モデルにこだわらず、家計に優しい値段のiPhoneを選びたい人も多いのではないでしょうか。現行のiPhoneの中で最も安いのは「iPhone SE(第3世代)」ですが、先にも触れたようにデザインは古く、画面が狭いのが弱点です。Face IDも利用できるスタンダードなiPhoneの中から選ぶとしたら、安いモデルで唯一10万円を切る「iPhone 14」(128GBモデル)がいいのではないでしょうか。
「初めてiPhoneを使うので、操作しやすいものが欲しい」という人
シニアを中心に「初めてiPhoneを使う」というスマートフォン初心者も多いことでしょう。従来そうした人に向けたiPhoneとして挙げられていたのは、価格が安い「iPhone SE(第3世代)」だったのですが、最近では「画面が狭いので見づらい」という声も多く聞かれるようになってきました。そこでおすすめするのは、より画面サイズが大きく、性能もそこそこ高いため操作がしやすい「iPhone 14」です。それでも画面が小さいと感じるなら、やや値段が張りますが画面サイズが6.7インチの「iPhone 14 Plus」を選ぶといいでしょう。