シックにチェンジ! 150m『大展望台』
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目の前に広がる景色、どれが何の建物なのか一目でわかるタッチパネル。明治時代や大正時代の古地図もワンタッチで表示されます。 |
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座ってお茶しながら145mの眺望を楽しめる『カフェ ラ・トゥール』。デートスポットしても人気。 |
エレベーターが到着するのは2フロアからなる大展望台のうち、より高い位置・高さ150mにある『大展望台2階』。以前はもっとぼんやりした雰囲気のフロアだったような気がするのですが、現在は壁や柱が黒になっていてシャープなカンジ。これも「チェンジ」の1つで、昼間はシックな雰囲気、そして夜はより夜景が美しくみえるようにと、モノトーンカラーでまとめているんだそうです。フロアをスッキリさせるため、昔ながらの固定式望遠鏡は撤去され、現在は高性能のレンタル双眼鏡が登場。眺望を説明する、サイズの大きかった『展望解説ボード』も一新、コンパクトながらタッチパネル方式で周囲の建物をわかりやすく解説するものに替わりました。『展望解説タッチパネル』は、目の前に広がる景色の、明治、大正の古地図を呼び出すこともでき、現在大変な人気スポットとなっています。
また1つ下のフロア・大展望台1階には、145mからの眺望を楽しみながら軽食が楽しめるカフェ『カフェ ラ・トゥール』がオープン。種類豊富なサンドイッチやソフトクリーム、そして東京タワーのデザインが刻印された抹茶味のどら焼きなども味わえます。
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「全~然~へっちゃら」何事もないようにウィンドウの上でジュースを飲む彼……つっ、強い! |
そしてこのフロアの人気撮影スポットといえば『ルックダウンウィンドウ』。床がそこだけ透明になっていて、高さ145mから下を覗き込めるようになっているのです。絶対に床が抜けることはない。頭ではわかっていても中々そこに立つことができません。恐る恐る覗き込むと遥か下には車や歩く人の姿が!! 不思議なことに、大人はひゃぁひゃぁ大騒ぎしているのですが、子供はその上を平気でぴょんぴょん飛んだり跳ねたり……とても興味深い光景が繰り広げられているスポットです。
浮遊空間! 250m『特別展望台』
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特別展望台から南東の方角を望む。手前の緑は『ザ・プリンスパークタワー東京』。東京湾の方面にはレインボーブリッジやお台場が見えます。 |
250mに位置するタワー最上階の『特別展望台』へは、大展望台から1基しかないエレベーターで向かいます。扉が開くと、大展望台の黒いシックな空間からは一転、今度は白とシルバーが基調の空間が。特別展望台は「未来や宇宙の浮遊感覚をイメージさせるSF的な空間」を演出しているそうで、遥かかなたまで広がる東京の街を眺めていると、たしかに空にふんわり浮いているような気分になってきます。
東京タワーの広報担当にお話を伺ったところ、「東京タワーは山手線の円の中に位置しているので、東京の全景が見られる場所です。東京には意外に緑が多いんだなということも気づかされます。個人的なオススメは南東方面の海側の景色です」とのことでした。