猛暑で増える出費を抑えるためには?
今回は、猛暑で増える出費から家計を守るポイントを5つご紹介します。
1:外出先での冷たい飲み物代を抑える
外出先での暑さが厳しいとき、飲みたくなるのが冷たい飲み物。フルーツジュースなどは栄養面でもプラスになるので積極的に飲みたいところですが、毎日何杯も飲んでいては出費がかさんでしまいます。節約のためには、マイボトルを持ち歩くのが必須です。1日出かけるのであれば、最低でも500ミリリットルのものは持ち歩きたいところ。最近は1リットルサイズのものもあるので、必要に応じて大きなサイズを持ち歩くのもいいでしょう。
マイボトルを持ち歩くのが面倒な場合や、持ってきたけれど飲みきってしまった場合は、100円ショップやスーパーでペットボトル飲料を買うようにしましょう。一般的な自動販売機やコンビニでは140~160円ほどする飲料も、100円ショップやスーパーなら100円前後で購入することができます。
2:家での冷たい飲み物代
自宅でも飲料は積極的に飲みたいものです。大サイズのペットボトルを購入すれば多少は割安になりますが、毎日飲むものなのでここも節約したいところ。おすすめなのが、水出しできるお茶パックです。煮出す必要があるものだと、ガス代(IHの場合は電気代)が追加される上、加熱している間の室温が上がり、エアコンの電気代にも影響します。
3:猛暑で跳ね上がる電気代
猛暑になると、電気代が上がってしまうのは避けられません。経済産業省から「酷暑乗り切り緊急支援」が発表されましたが、適用されるのは8~10月の3カ月の使用分のみ。6月の時点で既に猛暑が続いているので、7月の電気代は気をつけたいところです。耳にタコができるほどに、電気代の節約方法は聞いている人も多いと思いますので、忘れがちな点をご紹介します。まずは室温を上げない工夫として、窓の外にオーニングやよしずをつけて直射日光が入るのを防ぐようにしましょう。筆者の家では、直射日光が入る部屋と日光が全く入らない部屋とでは、夏は室温が5度以上違うこともあります。日を遮るだけで室温を下げることが可能です。
衣類は風通しの良いものを着用するだけで、体感温度が下がります。
また、冷凍タオルもおすすめです。水で濡らして絞ったタオルを冷凍室に常備しておき、暑いときに体を拭けばベタベタの汗もスッキリ。気化熱でかなり涼しくなります。 忘れがちですが、24時間365日動いている冷蔵庫の温度設定も気をつけましょう。「夏は強にする」と思い込まずに、冷蔵庫の温度を計って調整するのが大切です。中に入れているものが少ない場合や、開閉回数が少ない場合などは、中や弱でも問題ありません。
冷蔵庫の適温は、以下の通りです。
・冷蔵室:2~5度
・野菜室:3~7度
・チルド室:0度
・冷凍室:マイナス20~マイナス18度
冷蔵庫用の温度計があるとチェックしやすくなります。冷やしすぎないようにすれば節電に繋がりますよ。
4:シャワーの水道代も節約
夏に増える出費には、水道代も挙げられます。シャワーから流れる水は1分間に約10リットル。15分間流しっぱなしにしていると、大きな湯船1杯分になってしまいます。家族が4人いればその4倍とおそろしい量の水です。シャワーは無駄に流さずに、体や頭を洗っている最中は止めるようにしましょう。手元に止水スイッチがあるシャワーであれば簡単に止められます。
節水シャワーヘッドも有効です。製品により効果は変わりますが、一般的なシャワーに比べて水量を50%節水できるものもあります。ホームセンターなどで1000円前後から購入できるので、十分に元が取れますよ。
5:なんとなく毎年買ってしまう接触冷感シャツ
実は多いのが、接触冷感シャツを毎年買ってしまうという人。新商品や改良品などで、「冷感度がアップした」と聞くとどうしても気になってしまいますよね。購入する場合は、購入金額やどれくらい冷感度がアップしているのかを考えて、コストパフォーマンスを意識してみましょう。節約したいからといって無理な節約をすると命にも関わります。今回ご紹介した節約方法を活用して、夏の出費を抑えてみてくださいね。