今回はウインナーをおいしく食べる方法をご紹介します。
ウインナーに切り込みを入れるのはなぜNG?
ウインナーのおいしさのひとつである「ジュワ~」という肉汁は、腸詰めされたひき肉の脂が口いっぱいに広がったもの。切り込みを入れたり、半分にカットしたりすると、その大切な肉汁が逃げてしまうため、切り込みを入れるのはおすすめできないのです。ウインナーに切り込みを入れる「タコさんウインナー」は昭和の時代から存在するものですが、切り込みが多い分、肉汁は逃げてしまいます。タコさんウインナーは見た目がかわいく、子どもに興味を持ってもらうという別の目的があることも多いので、そこは致し方ないでしょう。
ウインナーをおいしく食べるための方法は?
ウインナーをおいしく食べるためには、切り込みを入れずに加熱するのがおすすめです。フライパンで焼くときに、油をひかずにウインナーを入れた後、少量の水(ウインナーの高さの3分の1程度)を入れて中火で蒸し焼きにします。水分がなくなってパリッと焼けたら完成です。蒸し焼きにすることで中までしっかり火が通り、“外はパリッと中はジュワ~”のウインナーを食卓に出すことができます。
ウインナーをあえてカットして使う料理も
前述の通り、ウインナーに切り込みを入れたり、半分に切ったりするとうまみが逃げてしまい、おすすめできません。一方、外に出たうまみを利用するという調理法もあります。例えば、大きな野菜とウインナーを煮込んだポトフ。カットしたウインナーを入れることで、ウインナーから出たうまみが出汁(だし)となりおいしいスープができます。半分にカットしたウインナーと、切り込みを入れないウインナーの2種類を入れてもおいしいですよ。
出汁(だし)にする分のウインナーはもっと細かく切るのもおすすめです。 切り方や調理法でおいしさが大きく変わるウインナー。おいしさを逃さない方法を覚えて、おいしい状態で食べるようにしてくださいね。