今回は、お米の適切な保存方法と賞味期限についてご紹介します。
一番やってはいけないお米の保存方法は?
お米の保存方法として一番やってはいけないのは、袋のままキッチンシンクの下に置いておくこと。シンク下は湿気が多い上、害虫も発生しやすい場所です。袋をしっかり閉じることなく置いておくと、お米が劣化したり、お米の中に虫が湧いたりすることも……。シンク下に袋のまま収納するのは避けましょう。容器に入れたとしてもシンク下は要注意
米びつなどの容器に入れていたとしても、シンク下は避けたい場所。前述の通り、シンク下はお米を保存するには湿度が高すぎるのです。シンク下以外にお米の保存場所がない場合は、パッキンがついている密閉容器に入れてから収納しましょう。常温で保存するなら専用容器と防虫剤を使う
常温で保存する場合は、できる限り高温にならない場所で、パッキンがついた専用容器に入れましょう。最近は、袋ごと入れられるお米の専用容器も販売されています。お米の入れ替えが楽になる点や、清潔に保ちやすい点からもおすすめです。念には念を入れ、お米用の虫除け剤を使うのもいいでしょう。乾燥唐辛子をそのまま入れてもいいですが、お米に唐辛子の香りがついてしまうこともあるので、気になる人は専用の虫除け剤を用意してください。
品質を保つには冷蔵庫保存がおすすめ
お米の品質を保つには、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。その際はチャックつきの保存袋で小分けにし、できる限り空気を抜いてからチャックを閉じてください。1つずつ使っていけば、お米が空気に触れるのを最小限にすることができますよ。お米は小分けして冷蔵庫で保存するのが最適
お米の賞味期限ってあるの?
賞味期限を意識してお米を食べる人は少ないかもしれません。実際、お米に賞味期限や消費期限はありませんが、1~2カ月以内がおいしく食べられる目安です。暑い夏などはより短期間で食べきるほうがいいでしょう。 未開封のお米と開封しているお米とでは、状態が違います。開封してから半年や1年が経過しているお米の場合、保存状態によってはカビが生えたり虫が発生したりしていることも……。まずはお米の状態をよく確認し、カビや虫、色やにおいをチェックしましょう。毎日食べるお米。品質を保つためにも、できるかぎり小さい単位で購入し、開封したら今回ご紹介したような保存方法で保存の上、おいしい状態で食べるようにしましょう。