注目の7月の優待銘柄!
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい7月の優待銘柄をご紹介します。7月のおすすめ優待銘柄その1:稲葉製作所<3421>
【業務内容】物置やオフィス家具などの製造・販売【単元株数】100株
【最低購入金額】18万9700円(2024年5月28日時点)
【権利確定月】1月末、7月末
【優待内容】
- 100株以上:オリジナル図書カード1000円分(7月末)
- 300株以上:オリジナル図書カード・複数の地域特産品の中から1品選択(3000円相当/7月末)
- 1000株以上:オリジナル図書カード・複数の地域特産品の中から1品選択(3000円相当/7月末)、およびオリジナル図書カード1000円分(1月末)
稲葉製作所<3421>の株主優待は、オリジナル図書カードです。図書カードは汎用性が高いため、個人投資家にとても人気が高い優待といえるでしょう。優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
- 勝率:91.30%
- 勝ち数:21回
- 負け数:2回
- 引き分け数:1回
- 平均損益(円):10,643円 平均損益(率):5.32%
- 平均利益(円):12,245円 平均利益(率):6.12%
- 平均損失(円):-853円 平均損失(率):-0.43%
- 合計損益(円):255,436円 合計損益(率):127.72%
- 合計利益(円):257,141円 合計利益(率):128.58%
- 合計損失(円):-1,705円 合計損失(率):-0.85%
- PF(プロフィット・ファクター):150.816
- 平均保持日数:50.96日
検証結果を見てみると、勝率は91.30%、1トレードあたりの平均損益は+5.32%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績といえるでしょう。
7月のおすすめ優待銘柄その2:きんえい<9636>
【業務内容】映画館「アポロ」や複合商業ビル「ルシアス」等を運営、賃貸ビルの経営・管理【単元株数】100株(優待は75株以上から)
【最低購入金額(75株)】29万7750円(2024年5月28日時点)
【権利確定月】7月末、1月末
【優待内容】映画招待カード(月間利用回数)
- 75株以上:毎月1回
- 150株以上:毎月2回
- 300株以上:毎月4回
- 450株以上:毎月6回
- 750株以上:毎月10回
- 1050株以上:毎月14回
※招待カードは株主本人用1枚、家族用2枚を発行し、3枚合計で上記回数を招待
きんえい<9636>の株主優待は、自社劇場の映画招待カードです。毎月無料で映画が見られるという魅力的な内容から、投資家からの人気が高く、買いが入りやすくなる傾向があります。直前にあわてて同社株を購入すると、高値づかみをしてしまう場合もあるので注意が必要です。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが、売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
- 勝率:91.67%
- 勝ち数:22回
- 負け数:2回
- 引き分け数:0回
- 平均損益(円):5,581円 平均損益(率):2.79%
- 平均利益(円):6,749円 平均利益(率):3.37%
- 平均損失(円):-7,270円 平均損失(率):-3.64%
- 合計損益(円):133,932円 合計損益(率):66.97%
- 合計利益(円):148,472円 合計利益(率):74.24%
- 合計損失(円):-14,540円 合計損失(率):-7.27%
- PF(プロフィット・ファクター):10.211
- 平均保持日数:50.50日
検証結果を見てみると、勝率は91.67%、平均損益は+2.79%です。勝率が高く、平均損益もプラスであるため、株価の値上がりが期待できる銘柄といえるでしょう。
注目度の高い人気の銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価が上昇していく傾向がありますが、権利確定日直前にあわてて購入すると、高値づかみして不用意な損失を被ることもあるでしょう。先回りして、お得に優待銘柄を獲得しましょう。
なお、一年の中で7月は優待銘柄の数が少ない月の一つです。数が少ない分、優待狙いの投資家の買いも集まりやすく、権利確定日直前は株価が上昇しやすくなります。今のうちに7月の優待銘柄を仕込んでみてはいかがでしょうか。
株の売買に際して、今回のように簡単な検証をすることで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すれば、きっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してみてくださいね。
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(このテーマでの検証は、【システムトレードの達人】を使っています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)