資産運用

74歳、金融資産2700万円。投資を続けるか、含み益があるうちに利益確定するべきか悩みます

みなさんから寄せられたお金についてのさまざまな疑問や悩みに、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。今回は、高齢期の資産運用についてです。

執筆者:All About 編集部

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みなさんから寄せられたお金に関するさまざまな疑問や悩みに、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。今回は、これからも投資を続けるべきか悩んでいる70代の方からの相談です。
 

Q. 高齢であるため、これからも投資を続けるべきか迷っています

「74歳と高齢なのですが、年齢的にこれからも投資を続けていくのがよいのか? 現在の高値時期に利益確定した方がいいのか? アドバイスをお願いいたします」(Mishaさん/74歳/無職)

<金融資産>現金預金:1500万円、リスク資産:1200万円
 
70代の資産運用

どう考えればいい?高齢期の資産運用


A. 「投資は止めずに、続けた方がいいと思います」(深野さん)

購買力を低下させないためには、投資を続けた方がいいと思います。とはいえ、ご年齢を考えると、結構な含み益が出ているのであれば、利益確定するのもありだと思います。現時点で金融資産が2700万円ありますので、毎年100万円ずつ使ったとしても、101歳までは持つ計算になります。

例えばですが、リスク資産を全部売ってしまうのではなく、一部または半分くらいを売って現金化してみるのも一策だと思います。投資は続けながらも、少しずつリスク資産をキャッシュアウトしながら、ご自身の楽しみにお金を使っていくことも考えてみてください。

【動画】深野先生の他の相談もご視聴いただけます!ぜひ併せてご覧ください。

教えてくれたのは……深野 康彦さん

マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金まわり全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。著作に『55歳からはじめる長い人生後半戦のお金の習慣』(明日香出版社)、『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!』(ダイヤモンド社)など
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