不幸なお金持ちにならないためには?
お金があれば、欲しいものを買えたり、欲しい経験ができたり、自由が広がります。
お金を手に入れるためには、犠牲も必要です。しかし、犠牲にしてはいけないものまでを犠牲にすると、どんなにお金をかき集めたところで幸せにはなれません。「お金」と「幸せ」は違うベクトルですから、「幸せを犠牲にして必要以上にお金を集める」人生は、虚しいです。
「お金」を得ることで「幸せ」を犠牲にしないためには以下の2つカギをおさえておきましょう。
「自分らしさ」を追求すること
「自分らしさ」を追求することは、お金と幸せを両立する1つ目のカギです。長い歴史を振りかえれば、人は得意を「分業」することで栄えてきました。いまの世の中は「なんでも平均的にできる人」よりも、一点突破で「苦手もあるけど、誰にも負けないことが何かある人」のほうが、お金を稼ぐことができるように設計されています。それに、「自分なんていなくてもいい」と感じるだけでも、生活が虚しくなります。つまり「自分らしさ」を軽視すると、貧乏になるし不幸せです。
執筆しながら、筆者は2003年に一斉を風靡した歌「世界に一つだけの花」の、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」というフレーズを思い出しました。
自分のことをよく知り、情熱を燃やし、「自分らしく生きる」ことを、とことん極めていくことが、お金と幸せを両立するうえで欠かせません。
「挑戦」し続けること
お金と幸せを両立する2つ目のカギは「挑戦」を続けることです。ゆずが2004年に出した「栄光の架け橋」には、「いくつもの日々を越えて辿り着いた今がある、だからもう迷わずに進めばいい」というフレーズがあります。これもまた、豊かな人生を送るためのキーフレーズだと思います。挑戦のない暮らしにもまた、富もないし幸福もありません。
挫折し、そこから這い上がる経験を何度も繰り返すことが、自分の強さにつながるし、後悔のない人生につながります。とある研究によると、仕事ができる人ほど「若いメンタル」を持っているそうです。新しいことを経験するたびに、僕らの心は若返りますから、次々に新しいことに挑戦する人ほど、仕事でも成功するだろうし、豊かに暮らすだろうと、安易に想像がつきます。