バッテリー容量5000mAhのスマホといえば?
バッテリー容量の単位は「mAh」(ミリ・アンペア・アワー)といい、1時間に流せる電流を表しています。スマホに搭載されているバッテリーは3000mAh~4000mAhが一般的ですが、昨今のハイエンドモデルには5000mAh程度の大容量バッテリーが採用されています。また、安価な端末でありながら5000mAhのバッテリーを採用し、他機種との差別化を図っているモデルも出ています。
5000mAh程度のバッテリーを搭載しているスマホには、Galaxy S24 Ultra、Redmi 12 5G、moto g24、Xperia 1 V、Google Pixel 8 Proなどがあります。ハイエンドモデルのGalaxy S24 Ultraは18万円台から、ローエンドモデルのRedmi 12 5Gは2万円台から販売されています。
なおiPhoneのバッテリー容量は公開されていませんが、iPhone 15 Plusは約4400mAhのバッテリーを搭載していると言われています。こちらは12万円台からの販売です。
※価格は2024年7月現在、いずれも公式オンラインストアでの販売価格です
バッテリー容量5000mAhのスマホは何時間使える?
参考までに、5000mAhのバッテリーを搭載しているGalaxy S24 Ultra(256GB)の最大使用時間を掲載します。インターネット使用時間(LTE):最大27時間
インターネット使用時間(Wi-Fi):最大28時間
ビデオ再生時間(ワイヤレス接続):最大30時間
5000mAhのバッテリーを搭載している端末なら、日常的なネット利用であれば、丸一日は十分に持ちます。
スマホのバッテリーの寿命はどのくらい? 延ばす方法はある?
スマホのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、充電回数が増えると劣化していきます。500回の充電で元の容量の5~7割程度にまで劣化するといわれており、2年ほどで寿命を迎えるのが一般的です。そこで、バッテリーの寿命を延ばすためのシステムを採用するスマホも登場しています。80%までは通常どおり充電し、それ以上の充電は時間をかけてゆっくり行うことで、バッテリーへの負担を減らす仕組みです。
また、運用面で工夫できることもあります。
・バッテリーは100%まで充電せず、80%程度の充電に留める
・残量が0%になるまで使い切らず、20%程度になったら充電を開始する
こうすることで、バッテリーへの負荷を減らすことができます。スマホのバッテリーを長持ちさせたい人はぜひ意識してみてください。
おまけ:5000mAhのモバイルバッテリーはどれくらい充電できる?
電源のない環境でもスマホなどを充電できる「モバイルバッテリー」にも、容量5000mAhのタイプがあります。このタイプは、iPhone 14(バッテリー容量:約3300mAh)を1回フル充電できる程度の性能を持っています。容量5000mAhのモバイルバッテリーは小型で持ち歩きやすく、価格も2000円~5000円程度と入手しやすいのがメリットです。特に急速充電の機能を搭載しているタイプは便利なのでおすすめです。
<参考>
Galaxy S24 Ultra(256GB)