今回は月1度やっておきたい「リセット家事」についてご紹介します。
お風呂場のリセット家事
湿度が高く汚れもあるお風呂場は、家の中でもっともカビが生えやすい場所。体をキレイにするための場所でもあるので、清潔な状態を保ちたいところです。浴室の頑固な汚れで挙げられる鏡については、毎日のお風呂利用後にマイクロファイバークロスでサッと拭いて汚れや水滴を取るといいです。10秒もかからない作業なので、慣れれば簡単です。
▼風呂釜のリセット掃除 風呂釜の奥は手が届かない場所なので、専用洗剤を使って月に1回リセット掃除をします。その際に椅子や洗面器、浴槽のふたも入れておけば、まとめてキレイにすることができます。
▼浴室天井のリセット掃除 日々の掃除ではなかなか行き届かない天井や壁の高い場所。目に見えるカビがなくても月1回カビ取りシートをフローリングワイパーに取り付けて、掃除しておくとカビの発生を防ぐことができます。
▼2~3カ月に1度はカビ防止のくん煙剤 月1回のリセット家事ではなく、2~3カ月に1回でいいのですが、カビ防止のくん煙剤を炊いておくことでカビを防ぐことができます。最近は置き型タイプもあるので、そのようなものを利用すればくん煙の手間も省けます。
換気扇のリセット家事
換気扇掃除も大掃除で手間がかかる場所です。換気扇も月1回リセットしておけば、キレイな状態を保つことができ、吸引力を落とさずに済みます。▼換気扇フィルターの掃除 筆者宅の換気扇は内側にフィルターがあるので、取り外して中性洗剤で汚れを落としています。酸性の油汚れは、重曹などアルカリ性の洗浄剤のほうが汚れ落ちがいいのですが、換気扇フィルターの塗装は薄いものが多く剥がれやすいので、中性洗剤がおすすめです。
洗剤をかけて5分くらい浸け置きしてから、水を流しながら使い古した歯ブラシで汚れを落としていきます。月1回やっておけばさほど汚れがなく、短時間で済ませることができます。あとは軽く乾燥させてから戻します。
▼換気扇の内側 フィルターを浸け置きしている間に、日頃は開けていない換気扇の内側をサッと拭き掃除します。月1回掃除しておけば油が固まった状態にならず、簡単に拭き取ることができます。
換気扇の外側やIHコンロは毎日の調理後に、ダイソーの「油汚れクリーナー」でサッと拭いています。これも1分もかからない作業です。
排水口(溝)のリセット家事
排水口もその奥の排水溝も放置しておくとヌメリ汚れが付着し、悪臭を発するだけでなく最悪は排水ができなくなるほどに詰まってしまうこともあります。月1回でも排水溝の手の届く範囲はリセットしておきたいものです。▼キッチンやお風呂の排水口(溝)掃除 キッチン排水口のゴミ受けや防臭ワン(トラップ)、お風呂場の髪受けなどは日々こまめに掃除をしておきたい場所です。その上で奥の汚れを落とすために、月1回は発泡タイプの洗浄剤を利用し、手が届く範囲の汚れはブラシで落とすようにします。
▼洗面台の排水口掃除 洗面台の排水口は小さくなかなかブラシで届かないものが多いので、こちらも専用の洗浄剤で月1回掃除することをおすすめします。アース製薬のバブルーン(Amazonでの参考価格627円)は排水口に缶を押し当てると泡が出て、オーバーフローまで汚れを落としてくれます。
洗濯機のリセット家事
洗濯機も気を許すと洗濯槽の裏やくず取りネットにカビが発生してしまいます。身につけるものをキレイにするためのものなので、清潔な状態を保ちたいものです。▼洗濯槽の掃除
洗濯槽も月に1回は専用洗剤を使い洗濯槽の裏まで掃除するようにします。最近の洗濯機は洗濯槽の掃除機能がついているものもあるので、それらを使うことも有効です。
▼ドラム式洗濯機のパッキン ドラム式洗濯機の場合、パッキン部分にホコリ汚れがたまりやすくなっています。濡れて乾燥し固まったホコリは、時間がたつとかなり頑固な汚れになるので注意が必要です。月に1回はブラシなどを使い徹底的にホコリを取るようにしましょう。
▼風呂水ホースの掃除 風呂水を給水して洗濯に使う風呂水ホースを使っている方は、吸込口のフィルターも掃除しておきましょう。湿った状態が続き、汚れが付着しているのでカビが発生しやすいパーツです。浴槽を洗う洗剤でいいのでフィルターを洗ってしっかり乾かしてから元に戻すようにします。
今回は日々の掃除以外に、月1回でもやっておくと大掃除がラクになり、日頃からキレイな状態を保つことができる「リセット家事」をご紹介しました。ぜひ参考にして実践してみてください。