もしかしたら「お金が貯まらない人」に共通する習慣を持っているかもしれません。振り返って、自身の行動を見直しましょう。
今回は、「お金が貯まらない人」が持っている悪習慣3つを紹介します。
「お金が貯まらない人」が持っている悪習慣1:細かいお金を意識しない
お金が貯まらない人は、コンビニで買う飲み物代、ATMの時間外手数料、クレジットカードの年会費、今は使わなくなったサブスクリプション(サブスク)で契約している商品やサービスの料金などはささいな支出と思い、気にもとめません。しかし、このような細かな支出は積もり積もると大きなお金になります。
お金が貯まらない……と感じている人は、まずは上記のような細かなお金を使わないよう意識してみましょう。
飲み物を買うのではなく、水筒を持ち歩くようにする。ATMでの引き出しは1週間に1回にする。サブスクで契約している商品やサービスを洗い出し、不要なものは解約するなどの見直しも行いましょう。
「お金が貯まらない人」が持っている悪習慣2:お金を使うことばかり考えている
お金が貯まらない人は、お金を貯めることよりもお金を使うことを多く考えています。そのため、目につく情報は「最近の流行」「季節先駆け」など。コンビニで最新スイーツを買ったり、最近オープンしたスイーツ店やカフェ巡りをしたり、最新のガジェットや家電をいち早く試したりすることが大好きです。
しかし、このような最新のものばかり追いかける生活にはキリがなく、お金はどんどん減るばかりです。流行などに左右されるのではなく、自分が満足するお金の使い方を探すようにしましょう。
「お金が貯まらない人」が持っている悪習慣3:給与から先取りで貯蓄を確保していない
お金を貯めるには、給与が入ったらすぐに一定額を貯蓄口座に移し替える「先取り貯蓄」をするのが王道です。お金が貯まる人は、強制的にお金が貯まるしくみをうまく取り入れて、コツコツ貯蓄を増やしています。一方、お金が貯まらない人は、月末にお金が残っていたら貯蓄に回そうと考えます。このような考え方では、いつまでたってもお金が貯まらない人のままとなってしまうでしょう。
英国の歴史学者・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソン氏が著作「パーキンソンの法則:進歩の追求」のうち、お金に関する第二法則では「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」といっています。つまり、お金というのはあればあるだけ使ってしまうということです。
実際、多くの人が、使えるお金が増えても、何かしらの支出が発生して、結局貯蓄できなかった……という経験があるはずです。お金を貯めたいと「思う」だけではダメだということがわかります。
なかなかお金が貯まらないという人は、まずは、確実性の高いしくみである「先取り貯蓄」を取り入れましょう。先取り貯蓄の設定額は、最初、無理のない金額が5000円~1万円だけという場合があるかもしれません。ゆくゆくは「手取り2割」を目指すようにしましょう。