楽天ラクマのおまかせ出品代行「ラクまるっと」とは?(画像はイメージ)
しかし楽天ラクマ(以下、ラクマ)には公式の“代理出品サービス”があります。それが、おまかせ出品代行「ラクまるっと」です。この記事では、「ラクまるっと」の使い方や手数料、注意点などを解説していきます。
おまかせ出品代行「ラクまるっと」の特徴
フリマアプリを使う人なら、ものを売ることの面倒くささを感じたことがあるかもしれません。出品作業やコメントの対応、そして梱包、発送など、出品に必要な作業を、そっくりそのままお願いできるのが、ラクマのおまかせ出品代行サービス「ラクまるっと」です。売りたい商品を箱につめて送ると、代行業者が出品作業や梱包、発送をしてくれます。あとは売上金が入るのを待てばいいだけ。ただし自分で出品する場合よりも手数料が高くなります。
「ラクまるっと」の利用時に発生する手数料
「ラクまるっと」では、商品の販売価格に応じて手数料が変わります。■手数料
・販売価格が4999円まで:880円+販売価格の13.75%
・販売価格が5000円~9999円:1375円+販売価格の13.75%
・販売価格が1万円以上:2200円+販売価格の13.75%
※参考:ラクマ「ラクまるっと」
なお販売価格が1900円以下の場合、手数料は販売価格と同額です。つまり、商品が売れてもユーザーへの入金はないということになります。
「ラクまるっと」に出品を依頼できないものもある
「ラクまるっと」はさまざまな商品の出品を代行してくれますが、中には依頼を受け付けていないものもあります。・アルコール類・酒類
・チケット類
・和服・着物(浴衣を除く)
・「家電リサイクル法」でリサイクルすることが義務付けられているもの
・保証書等がないハイブランド品
・ラクマが決めている出品禁止物
他にも大型家電や大型家具、自動車車体やオートバイ車体などは依頼できません。詳しくは「お取扱不可商品」で確認しましょう。
「ラクまるっと」に出品を代行してもらう方法
「ラクまるっと」の利用方法は以下の通りです。1.
ラクまるっとの利用登録を行います。氏名や住所などの個人情報を登録しましょう。
2.
ラクまるっとにログインし、出品代行を申し込みます。1回で申し込める商品は10点までです。申し込み画面の指示に従って、商品の数や、商品名、商品の状態を記載していきます。 このとき、商品名には具体的なメーカー名やブランド名を記載しましょう。「バッグ1点、靴1足」などの書き方ではどんな商品なのかが判断しづらいため、ラクまるっと側の審査に通りにくいようです。同じく、商品の状態もラクマでの販売価格に影響するため、できるだけ詳しく記載しましょう。
ちなみに審査では、その商品を単独で販売した場合に3000円以上で売れる見込みがあるかどうかも1つの判断基準となっています。
3. まとめ売りを許可するかどうかも決めます。1点で売れにくい場合には、まとめることで売れる場合もあります。
商品の販売価格は、ラクマでの取引価格を参考に代行業者が決めていきます。ただし最初の1週間の出品価格は、依頼者が決めることもできます(その後、売れない場合は代行業者が適正価格に変更します)。
4. 商品が売れなかった場合の対応を選びます。途上国支援団体「シーセフ」への寄付か、破棄処分、送料着払いでの返送から選ぶことができます。着払い料金の目安は880円~1500円です。
5.
内容を確認して、送信します。
審査には約2営業日かかります。審査の結果、申し込みが受理された場合は「ヒアリングシート」が送られてくるので、必要事項を記載して返送します。
商品は自分で用意した段ボールに入れて送りましょう。送料は依頼者負担です(合計の売上金が1万円以上の場合、このときの送料は800円を上限としてキャッシュバックされます)。
6.
商品の到着後、約10日~2週間でラクマに出品されます。
商品が売れると、売上から手数料を差し引いた金額が指定の口座に振り込まれます。出品から2か月ほど経過しても売れない場合、出品は取り下げられ、手順4で選んだ対応がとられます。
「ラクまるっと」を利用する際の注意点
「ラクまるっと」は出品や梱包、発送の手間を省ける、とても便利なサービスです。しかしこれらの作業をお任せする以上、手数料が高くなっています。仮に1万円で売れたとしても、2200円+販売価格の13.75%の手数料がかかるので、手元に入るのは6425円になってしまいます。ラクマに自分で出品すれば、送料や販売手数料を引いたとしても6425円よりは多く手に入るでしょう。
また代行をお願いできない商品もあり、全ての不用品を受け付けてくれるわけではありません。例えば引っ越しで大型の家具や家電が不要になったとしても、それを出品代行してもらうことができないのです。
利用する際には必ずサービス内容を確認して、納得した上で申請することが重要になってきそうです。