即席めんや冷凍食品の売り場で、ひときわ目を引く「完全メシ」の文字。ビタミンやミネラルなど33種類の栄養素とおいしさのバランスを追求した日清食品のブランドで、2022年5月の発売以来、徐々に商品ラインナップを増やして現在は30品以上を展開。シリーズ累計出荷数は2100万食を突破しています。
「おいしさ」も魅力にした「完全メシ」
健康志向の食品は多数ありますが「完全メシ」のすごいところは、「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素のバランスが整えられている点。「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の三大栄養素は理想的なバランスで、ビタミンやミネラル、必須脂肪酸などもバランスよく整えられています。
1食でいろいろな栄養素を手軽に摂取できるのは消費者にとってはうれしいことですが、実は栄養素には独特の苦みやえぐみがあり、そのままでは食べづらい味になってしまうんだそう。そこで「おいしさ」の実現のために、さまざまな最新テクノロジーが駆使されているといいます。
ジャンルの違う「3商品」を実食!
今回実食したのは、「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」(税込429円)、「完全メシ トマトクリーム ポタージュ」(税込321円)、「完全メシ グリーンスムージー」(税込321円)、の3品。順にご紹介します!
1. コクも旨味もしっかり「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」
「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」は、肉と人参、ジャガイモの具が入ったライスのほかに、パウダーとオイルが入っています。カップにお湯を注ぎ、蓋をして待つこと5分。
カレーパウダーを加えてよく混ぜるだけ!
仕上げにパウダーとオイルを加え、カップの底からぐるぐるとかき混ぜてとろみが出てきたら完成です。最初はパウダーの量が多く感じたのですが、混ぜているとまんべんなくなじんでいきました。
タマネギのコクとお肉の旨みがライスに絡む
作っているそばから、スパイシーな香りが食欲をそそります。「欧風カレー」の商品名通り、タマネギのコクと甘み、お肉の旨みがベースにありつつも辛みもしっかりあるので、大人向けの味わい。とろみが強く、お米の存在感もあるので食べごたえも満点です。
2. 「完全メシ トマトクリーム ポタージュ」はとろっと濃厚
「完全メシ トマトクリーム ポタージュ」は、トマトスープの粉末、クリーミースープの粉末、オイルが入っています。すべてカップに入れてお湯を注ぎ、30秒ほどかき混ぜたら完成です。
トマトのさわやかな酸味がイイ! 腹持ちもよさそう
「欧風カレー」と比べるとテクスチャーはさらっとしていますが、一般的なインスタントスープと比較するととろっと濃厚で、しっかりお腹にたまります。個人的には少し粉っぽさが残る感じが気になりましたが、トマトのさわやかな酸味があって女性が好みそうな味だなと思いました。
3. 「完全メシ グリーンスムージー」は果物のフレーバーで飲みやすい
最後は、「完全メシ グリーンスムージー」(税込321円)。1本235mlの小ぶりなボトルで、さっと飲みきれる量になっています。
テクスチャーは重めで、豆乳に近いとろっとした口当たり。アップルやキウイフルーツ、ケールなど入っていますが、野菜よりも果物のフレーバーが強く感じられ、甘みも濃厚。青臭いグリーンスムージーが苦手な人も飲みやすそうな味わいです。
「完全メシ」はカレーや油そばといったラインナップから男性が好むイメージがありましたが、2023年12月には「冷凍 完全メシ DELI」シリーズも発売され、選べる商品が増えたことで客層の幅も広がっている様子。グラノーラやパスタ、四川風麻婆丼、かつ丼などまさに和洋折衷の品揃えで、筆者が気になる商品がたくさんありました。
まもなく春休みを迎え、主婦にとっては毎日の食事の準備が悩みの種になる時期でもあるので、おいしくて栄養素も整った「完全メシ」を試すには絶好の機会かもしれません。