名古屋の観光・旅行/名古屋の基本情報

名古屋基礎知識~愛知エリアマップ(2ページ目)

名古屋ビギナーのために名古屋の基本情報を紹介するシリーズ第2弾は名古屋を中心とする愛知県のエリアMAP。山あり海ありの各エリアと名古屋との位置関係をつかんで、“名古屋圏”の魅力を目一杯楽しんで!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

さて、愛知県は、「尾張」「三河」「知多」の3つのエリアに大別されます。「尾張」は名古屋を含む県西部、「三河」は県東部、「知多」は名古屋の真南に伸びる知多半島を指します。

名古屋を中心とする「尾張」は歴史的名所が見どころ
リトルワールドなど屋外ミュージアムも見逃せない

説明
国宝・犬山城。周辺の城下町の散策も楽しい
「尾張エリア」の主な観光地は、国宝・犬山城を擁し、野外民俗博物館「リトルワールド」「日本モンキーセンター」がある犬山市、裸まつりの舞台・国府宮(こうのみや)神社で知られる稲沢市、織田信長の居城だった清洲城跡がある清須市など。

名古屋市からのアクセスは、一宮、清須などの西部へはJRと名鉄の両鉄道が、犬山など北部へは名鉄が、春日井などの東部へはJRが伸びています。一宮へは10分少々、犬山へは30分弱、春日井へは約20分となっています。

【尾張エリア観光に関連するガイド記事】
□ 「愛知県イチ押し『武将観光』コースガイド」
□ 「お城に古い町並み~城下町・犬山を散策」
□ 「旭山にも負けない!日本モンキーセンター」
□ 「涼を誘う優雅な川遊び。犬山・木曽川うかい」
□ 「毎日・万博。『リトルワールド』で1日世界一周」

広大な「三河」は東・西・奥のエリアごとに街・山・海の魅力が

三河エリアは、三河湾に面した沿岸部一帯と、豊田、岡崎市などを中心とした内陸部、そして奥三河と呼ばれる山間部に大別されます。

説明
岡崎人の誇り、徳川家康。写真は岡崎公園の銅像
三河の核となる街は岡崎市。徳川家康の生誕地で、岡崎城周辺はお花見や全国屈指のスケールを誇る花火の時に大いににぎわいます。また、名古屋メシのキモと言うべき八丁味噌の産地でもあり、老舗醸造元の工場見学も人気あり。他、トヨタ自動車のお膝元・豊田市、農業公園「デンパーク」がファミリーに人気の安城市など、モノづくり大国・愛知を支える街が集中しています。

沿岸部は、豊かな海の幸にも恵まれた風光明媚なエリアです。吉良温泉、西浦温泉、三谷温泉など海辺の温泉地、海のテーマパーク「ラグーナ蒲郡」伊良湖岬に向かって爽快なドライブコースが続く渥美半島など、海と青空に囲まれた開放的な景色やスポットに事欠きません。一色町から船で渡ることができる佐久島も、“アートの島”として近年注目度が高まっています。
説明
恋人の聖地100選にも選ばれている渥美半島・伊良湖(いらご)岬の恋路ヶ浜


説明
奥三河はホタル狩りスポットも多い
奥三河は湯谷(ゆや)温泉、愛知県で唯一のスキー場があり、夏はマウンテンバイクやキャンプも楽しめる茶臼山高原、ホタル狩りの名所の津具村・つぐ高原グリーンパークや鳳来峡など、山と川の自然を満喫できるエリア。キャンプ場や地元産のポークや川魚のバーベキューを楽しめるスポットも数多くあります。

アクセスはJR東海道本線は刈谷、安城、岡崎、蒲郡、豊橋を通り、名鉄は名古屋本線、豊田線、三河線でそれ以外のエリアをカバーする格好。奥三河方面へは豊橋から長野方面へ向かう飯田線に乗り換えると、新城、湯谷温泉、東栄などを通ります。伊良湖岬のある渥美半島へは、豊橋からローカル線とバスを乗り継ぎ約1時間半。名古屋から知多半島の先端まで下り、フェリーを利用するというルートもあります。

【三河エリア観光に関連するガイド記事】
□ 「ラグーナ蒲郡・タラソテラピー体験ルポ」
□ 「お散歩ラリーに面白美術館。人形の里・吉浜」
□ 「名古屋めしのルーツ。八丁味噌の郷・岡崎」

海グルメで人気急上昇中の「知多」
焼き物の町やのどかな離島もオススメ

説明
常滑市・焼き物さんぽ道の土管坂
知多は名古屋から南へ伸びる知多半島を基本とするエリア。ちょうど真ん中に位置する常滑市には中部国際空港・セントレアがあり、遠方から名古屋へ訪れる際の中継地点となっています。常滑市は焼き物の町としても知られ、セントレアからもアクセスしやすい焼き物さんぽ道は、人気の散策スポットです。

南部の南知多は、海産グルメエリアとして人気急上昇中。フグ、タコ、アナゴ、エビなどを求めて、名古屋から足を伸ばす人も少なくありません。先端の師崎(もろざき)から船で10分ほどで渡れる日間賀島、篠島も、新鮮な海の幸と島ならではの素朴さを体感できる身近な離島としてお薦めです。

説明
名古屋から最も近い離島・日間賀島(ひまかじま)
名古屋~常滑間は名鉄で約30分。南知多の内海、河和までは約50分。そこからさらに南へはバスを利用します。車でなら名古屋市内から半島最南端の師崎まで1時間程度です。




【知多エリア観光に関連するガイド記事】
□ 「日間賀島でイルカとふれあい体験」
□ 「名古屋から1時間。南知多はふぐの新メッカ」
□ 「セントレアの限定土産・グルメ&グッズ編」
□ 「セントレアの限定土産・スイーツ編」


以上、愛知県の各エリアの特色や名古屋からの大まかなアクセスをご紹介しました。名古屋市内での観光・滞在と、これら各エリアを組み合わせて1~2泊の名古屋&愛知観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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