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新アトラクションだけじゃない! 遊園地王が選ぶ、春のハウステンボス「10の注目ポイント」【2024年】

2024年春のハウステンボスは、2つの花のイベントと新アトラクションの登場で、見どころ満載です。そんなハウステンボスを楽しむ「10のポイント」を遊園地王・佐々木隆がピックアップして紹介します。

佐々木 隆

執筆者:佐々木 隆

遊園地ガイド

2024年春、ハウステンボスに新アトラクション登場!

ハウステンボス

チューリップが咲き誇るフラワーロードにミッフィーモチーフのフォトスポットが

2024年春のハウステンボスでは、「100万本のチューリップ祭」と「花の街 ミッフィーセレブレーション」という2つのイベントが行われています。また、2024年3月29日には新アトラクション「ミッション・ディープシー Xsenseライド」が誕生。そんな春のハウステンボスを楽しむ「10の注目ポイント」を、遊園地王こと、ガイドの佐々木隆がピックアップしてみました。
<目次>
【1】~【10】のリンクをタップすれば、ご覧になりたい記事に飛びますので、お好きなところからどうぞ。
 

100万本のチューリップ祭

2024年4月7日(日)まで開催中の「100万本のチューリップ祭」は、1万本のチューリップとヨーロッパの街並みが共演する、見事なイベント。とにかく、ぜひ一度見ていただきたい風景が広がっています。なかでも「ここで写真を撮ったら最高!」という場所をご紹介しましょう。
 

【1】フラワーロードの低い位置でカメラを構えて……

ハウステンボス

あくまで主役はチューリップ。低い位置にカメラをかまえるのがポイントです

まず、入口から一番近いフラワーロードのチューリップ。ここはチューリップと風車のコントラストが素晴らしく、フォトスポットがたくさんあります。なかでも、真ん中の通りから左に入った場所で、チューリップ、風車、その向こうにある建物やシンボルタワーのドムトールンが見えるショットを撮影するのはいかがでしょう。低い位置からチューリップにぐーんと寄りながら撮影するのがおすすめです。
 

【2】バスチオンの“ハウステンボス”を撮る

ハウステンボス

ここも低い位置から撮ると、ピンクでかわいいオリジナル品種が際立ちます

フラワーロードを過ぎて左に曲がるとバスチオンというエリアがあり、ここにハウステンボスオリジナル品種の「ハウステンボス」が咲いています。この「ハウステンボス」を手前に、いま歩いてきたフラワーロードの3つの風車全部を背景にしてパチリ。3つの風車が一度に入る場所は、あるようでなかなかないんです。
 

【3】パレス ハウステンボスの穴場スポット

ハウステンボス

ひとつの花壇にさまざまな色のチューリップが咲いている場所もあります

もう1カ所、チューリップが咲き誇る場所はパークの最奥にあるパレス ハウステンボスです。オランダの宮殿を再現した建物と庭に咲くチューリップが見事ですが、あえて建物ではなく木々の緑を背景にしてみました。手前の色とりどりのチューリップとの共演が素敵です。
 

【4】新ブランド“チュリエッタ”のグッズがおしゃれ

「100万本のチューリップ祭」にあわせて「チュリエッタ(Tulietta)」という新ブランドが誕生。これがおしゃれでかわいいんです。「Tulietta」は「Tulip」とオランダの女の子の名前で愛らしいという意味の「~etta」をあわせた言葉です。

●キーホルダー 各1100円
チュリエッタの女の子、風車、チューリップの3連キーホルダーです。チューリップの色はピンクとイエローの2色。ウェルカムゲート「スキポール」とアムステルダムシティ「アンジェリケ」で販売しています。
ハウステンボス

この女の子がチュリエッタのシンボルイメージです (c)ハウステンボス/J-21301


●花の街の花かんむり 2400円
場内の花とよく似合う花かんむり。写真撮影のときにかぶっていると、華やかで明るいショットが撮れること間違いありません。ウェルカムゲート「スキポール」「リンダ」、アトラクションタウン「フォンデル」「スーベニア」、アムステルダムシティ「アンジェリケ」にて販売。
ハウステンボス

フラワーロードのオブジェ自転車に乗っている女性がかぶっているのが花の街の花かんむり (c)ハウステンボス/J-21301

 

花の街 ミッフィーセレブレーション

2つめのお楽しみは、2024年6月30日(日)まで開催している「花の街 ミッフィーセレブレーション」。主役のミッフィーを中心にたくさんのイベントが行われます。なかでも、次の4つは見逃せませんよ。
 

【5】バスに乗って「ミッフィーのたのしいお花畑」へ

パークのメインエリアからは遠いのですが、パレス ハウステンボスで開催している展覧会「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」は必見。ミッフィーのファンでなくても十分楽しめる充実の内容です。パスポート利用(展覧会単独チケットはなし)。

●パークバスで展覧会会場まで
ミッフィーデザインのパークバスで展覧会会場のパレス ハウステンボスまで行きましょう。配布している場内マップにバス乗り場が示されているので参考に。
ハウステンボス

ミッフィーデザインのパークバスが展覧会会場に到着


●屋外ではミッフィーとチューリップが共演
屋外にもいくつかミッフィーたちとチューリップのフォトスポットがあります。作者のディック・ブルーナやボリス、ポピーさんたちのイラストもあります。
ハウステンボス

ミッフィーが本当にテントからチラッとコチラをのぞいているような風景です


●屋内展示で同じイラストをチェック
屋外にあるイラストはどんなシーンなのか、屋内の展覧会の展示を見ればわかります。ちなみに、ミッフィーは英語、オランダ語ではナインチェ。日本語では「うさこちゃん」と訳されました。つまり「ミッフィー=ナインチェ=うさこちゃん」です。
ハウステンボス

展覧会、屋内の展示です。右のイラストは絵本『うさこちゃんのてんと』より


●とにかくシンプルな線と色使い
展覧会の屋内展示は4つのエリアに分かれています。そこには作者ディック・ブルーナの原画やメッセージがいっぱい。とにかく「シンプル・イズ・ベスト」な画風の理由などがわかります。線も色使いもとにかくシンプル。これが長年みんなに愛される理由のようです。
ハウステンボス

「色のメッセージ」のコーナー。ブルーナの色使いの意味などを解説しています

 

【6】ミッフィーに会えるグリーティングとパレード

実際にミッフィーに会えるイベントにも、やっぱり参加しておきたいですね。特に展覧会を見た後だと一段と会いたくなります。グリーティングとパレードがあるので、当日のスタート時間は公式サイトなどでチェックしましょう。

●ミッフィーとメラニーのスペシャルグリーティングタイム
1日2回、アムステルダム広場の花時計(これもミッフィーの顔です!)前に、ミッフィーとメラニーが来てくれます。ポーズをとってくれたり踊ってくれたり。写真を撮りまくりましょう。
ハウステンボス

右はミッフィーの文通友達のメラニー。今回のイベントに数多く登場します


●ミッフィーセレブレーションパレード
1日1回、アトラクションタウンを出発してアムステルダムシティを1周するパレードがあります。フロートに乗ってミッフィーとメラニーが登場。うしろに続くトレインには、WEB当日予約(抽選制)で乗車することも可能です。
ハウステンボス

アムステルダムシティをミッフィーとメラニーがパレード (c)ハウステンボス/J-21301

 

【7】おすすめは昼のフラワーロードと夜のアンブレラストリート

「花の街 ミッフィーセレブレーション」ならではのフォトスポットを、昼と夜で1カ所ずつ紹介します。

●昼のフラワーロード
大定番ですが、やはりここが一番でしょう。ミッフィーモチーフのオブジェと花々、そして背景には風車や異国情緒漂う建物と、さすがフォトスポットとしてセレクトされている場所です。
ハウステンボス

撮影したい人で行列になることもしばしばの人気スポット


●夜のアンブレラストリート
ミッフィーの頭上には光輝く多数のアンブレラ。ここは昼もいいですが夜がおすすめです。日が暮れると「アンブレラストリートミュージックショー -Spring Edition-」も実施しています。
ハウステンボス

ローアングルからねらうと、より幻想的な写真が撮れますよ

 

【8】長崎名物とミッフィーがコラボしたメニュー

ハウステンボス

ご飯はミッフィーの顔、大きなエビフライ、ハンバーグにナポリタン、唐揚げ、サラダ、そしてミッフィーのカップに入ったスープとボリューム満点です

食事なら長崎名物のトルコライスはいかがでしょう。タワーシティの洋食店「とっとっと」で提供している、「ミッフィーのトルコライス」(税込2100円)がおすすめです。この店では、ミッフィーデザインのプレートがかわいい、「お子様トルコライス」と「お子様カレー」(税込各1000円)もありますよ。

Illustrations Dick Bruna (c)copyright Mercis bv,1953-2023 www.miffy.com
 

ミッション・ディープシー Xsenseライド

2024年3月29日(金)にオープンする新アトラクション「ミッション・ディープシー Xsenseライド」にも注目です。ライブパフォーマンスを含めた没入型のライドアトラクションで、ライドはシアタータイプで座席が動きます。エントランスから始まるストーリーはなかなか楽しめますよ。パスポート利用可。
 

【9】臨場感抜群のミッションリーダーにテンションアップ

深海に取り残された探査艇「オリオン」の救出が今回のミッションです。タイムリミットが迫る中、まだ試験運用中の探査艇「アレイオン」に乗り込み、深海の世界へと……。まずはプレショーから。

●入口からプレショーへ
アトラクションタウンの、入口から見て一番手前に位置する建物。ここに新アトラクションが誕生。まずはライド乗車の前にストーリーがわかるプレショーに参加します。
ハウステンボス

建物の中に超深海の世界が広がります


●ミッションリーダーが素晴らしい!
プレショーの途中から登場するミッションリーダー。緊急事態のためテンションはかなり高めで、けっこう厳しいんです。でも、それがアトラクションへの期待を高めてくれます。ちなみに、説明はよ~く聞いておいたほうがいいですよ。ミッションリーダーから質問されるかも。
ハウステンボス

精悍な顔つきのミッションリーダーがいてこそ、アトラクションの世界に入り込めます (c)ハウステンボス/J-21301

 

【10】スリル系が苦手でも大丈夫な新アトラクション

プレショーが終わり「アレイオン」の座席に座ると、ライドが動き始めます。もちろん、かなり揺れますが動きがスムーズなので快適。スリル系が苦手な人でも大丈夫ではないかと筆者は思います。

●出演者や声優陣も豪華
ストーリーの中で登場する人物の声優や俳優が、大塚明夫さん(『攻殻機動隊』バトー役、『メタルギアソリッド』ソリッド・スネーク役など)、武内駿輔さん(『アナと雪の女王2』オラフ役、『KING OF PRISM』大和アレクサンダー役など)、モデルのエラ・フレイヤさんなど豪華なのもチェックポイントです。
ハウステンボス

「オリオン」救出を心から願うメッセージが印象的だったニコラ・クラーク。演じるのは長年のハウステンボスファンというモデルのエラ・フレイヤさん


●いよいよ深海の世界へ
そして座席に座り「オリオン」を救出する深海への旅へ出発。大きく揺れたり、ほかにも演出があり楽しめますよ。
ハウステンボス

深海へと潜り始める海上のシーンです。さあ、冒険が始まります

「10の注目ポイント」、いかがでしたでしょうか。この春、ハウステンボスへ行くならお見逃しなく。また、今年はチューリップを見逃した、というかたは来年、ぜひとも訪れてみてください。ハウステンボスのチューリップは素敵です。

■ハウステンボス
住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
TEL:0570-064-110(ハウステンボス総合案内ナビダイヤル)
料金:【1デイパスポート】大人7400円/中学・高校生6400円/小学生4800円/4歳以上未就学児3700円/3歳以下無料/65歳以上5400円 ※ほかチケット各種あり
営業時間:9~21時(土曜は~22時)※最終入園は閉園1時間前。変動あり(公式サイトを確認)
定休日:無休
アクセス:JR長崎駅から約1時間30分/長崎空港から西肥バスで約1時間30分
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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