「お金持ちの人はほとんどお金を使わない、という噂がありますが、どう思われますか?」
今回は、この質問にお答えします。
お金持ちの人はお金を使わない?
ずばり答えは「人による」です。お金持ちといっても趣味嗜好は千差万別です。手にしたお金を豪快に使う人もいるし、お金持ちになってからも倹約を続ける人もいます。少し話は逸れるのですが「お酒を飲むと人が変わるのか?」という話があります。
一部の研究によると「お酒を飲んだからといって性格が変わることはない。単純に、本性があらわになるだけではないか?」と言われています。
中原は、これはお金も似たようなものだと考えています。
僕ら人間は「欲望」に正直です。お金を持ってゆとりができると、僕らは「自由」や「立場の強さ」を感じます。すると、心の奥底で「豪遊したい」と考えている人は、お金がないときに抑えていた欲望を抑えられなくなるでしょう。
つまり、お金は「本性の増幅器」だということです。欲が多い人はよく使うでしょうし、もともと無欲の人はお金を持っても大して変わらないと思います。
「お金を節約するのが大好きで、お買い得なものを買ったり、割安な株などを買ったりして、儲けるのが楽しい」という人は、おそらくお金持ちになってからも節約を続けるでしょう。
それに、「お金持ちは、お金を持っているからお金持ちなのだ(=使ってしまうと手元にお金が残らないからお金持ちになれない)」のは周知の事実です。この点を踏まえるとお金を持っていない人よりも、お金を持っている人のほうが倹約好きな傾向はありそうです。
人間の本性を知りたいとき
「お金を持つ」「権力を持つ」「お酒を飲む」といった物事は、人の本性をさらけ出すのに十分なパワーがあります。ウラを返すと、お金を持っていたり、権力を持っていたり、お酒を飲んでいても謙虚……という人は、きっと根っから謙虚なのでしょう。
「宝くじに当たったらどうする?」とか、そんな素朴な質問をするだけでも、その人の本性が分かりそうなものです。合コンに行くときとかは、こういう質問をして付き合う相手を選ぶのもアリかもしれませんね(笑)。