ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
29歳・年収400万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は千葉県に住む29歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
本人のみ
■金融資産
年収:400万円
世帯金融資産:現預金200万円、リスク資産1400万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/つみたてNISA・特定口座:2020年から
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)/iDeCo:2020年から
2020年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
投資額はつみたてNISAと特定口座の両方で米国株式(S&P500)に「年間300万円」資金を移し、iDeCoで全世界株式(除く日本)に「月1万2000円」を積み立てているとのこと。
運用実績については米国株式(S&P500)が「元本約900万円→運用益込1350万円」、全世界株式(除く日本)が「元本約40万円→運用益込50万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出しているようです。
「コロナショック後に(積立投資を)はじめたため、2021年末までは右肩上がり」で、当時の含み益率は「20~25%前後」と順調に推移していったそう。ところが「2022年は1年を通して横ばいから若干のマイナス」を経験。「含み益率は年初25%ほどから年末には15%程度に」減り、つらいことも多かったと言います。
それでも「積立なので続けられた。おかげで今年(2023年)の上げ相場で300万円近く含み益が増えてくれた」と現在の成果に満足しているようです。
また「投資を意識することで、日々の支出を下げることに意識が向くようになった」と言い、「スマホ代や無駄な保険の解約を行い、月間5万円ほど節約。その分積立投資に回すようになった」、「クレジットカードを使用することで錬金術のように無いはずのポイントを得られ、そのポイントを投資に回してさらに増やすことも可能で嬉しい」と具体的に実践したことも教えてくれました。
29歳・年収400万円会社員男性の思う積立投資のメリットや2024年からの新NISAの予定は?
積立投資のメリットについては「裁量投資とは違って相場を見る必要が無いので不安定な相場でも続けられること」とコメント。さらに「投資について割く時間や意識が少ないので、日々の生活のクオリティを落とさなくて済む」こともあり、「特定口座やNISA口座ではデメリットは感じていない」と言います。
いっぽうでiDeCoに関しては「60歳まで資金拘束されることがやはり少し不安。また引出時の税金について60歳以降に(なって)考えられるのかと思ってしまう」とやや懐疑的な部分もある様子。
とはいえ「現在は投資商品と証券会社が顧客獲得のために競争をしている。この競争でユーザーは投資がより身近になったので、お金持ちの遊びと考えずぜひ若いうちにはじめた方が良いと思う」そう。
新NISAについては、「毎月10万円積立投資をしていく予定。それとは別に特定口座の分を年初にNISA口座に240万円移動しようと思う」と語られていました。
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