今回は、我慢ばかりの苦しい節約ではなく、メリハリのある適度な節約を目指すコツを3つ紹介します。
メリハリのある適度な節約のポイント1:買い物の回数を週1~2回にする
毎日買い物に行くと、その都度、「セールで安い品」「季節限定品」などをつい買ってしまいがちです。結果的に不要なものを買ってしまい散財になってしまうでしょう。そうならないためには、ざっくりとでも献立を立てて、買うものをリスト化してからスーパーに向かうのがおすすめです。たとえば、月曜日は「魚メインのお鍋」、火曜日は「お肉を使った料理」、水曜日は「簡単なパスタ」など。
買い物の頻度としては、一週間に2回、1回あたり3~4日分の食料を買うと、それだけで持てる量がいっぱいになります。お菓子などのような、ついつい買ってしまうという余計な買い物が自然と節制されるでしょう。
とはいえ、お菓子もたまには必要です。月に2000円ほどの予算を設ける、スーパーのポイントを貯めて菓子に使うなどのルールを設け、楽しみを残しておくことを忘れないようにしましょう。
メリハリのある適度な節約のポイント2:自分のこだわりを我慢しない
節約は「一時期だけ」ではなく、継続的に行い習慣化しましょう。その場合「ここにはお金をかけない」「ここはこだわりたい」という自分のこだわりポイントを作ることでメリハリが生まれます。たとえば、「外食はしないけど、塩や醤油、味噌などの調味料はこだわりのものを使う」「旅行はしないけど、食事指導や自分に合ったトレーニングをプロに指導してもらえるジムに通う」など、個々にこだわるポイントはさまざまです。自分がこだわりたい部分を大事にして、そうでない部分は潔く切り捨てましょう。
自分のこだわりを優先すると、同じ節約をしていても「無理をしている、我慢をしている」という気持ちが湧き上がらず、節約疲れを感じることはないでしょう。
メリハリのある適度な節約のポイント3:「固定費」を削減する
固定費とは、毎月定期的に発生する費用のことで、住居費や水道光熱費、通信費、保険料などがあります。固定費は一度見直すだけで、削減効果が継続するため、節約を考えるときは最初にトライするのがおすすめです。主な固定費の見直しには、以下のような方法があります。【住居費】
賃貸に住んでいる場合は、家賃の安い郊外、狭い部屋へ引っ越しすることを検討したり、住宅ローンがある場合は、繰り上げ返済や借り換えを検討したりすることで節約できます。
【光熱費】
電気代は、基本料金と電力量料金で構成されていますが、このうち、契約アンペア数(契約容量)で決まる基本料金を見直すと、電気代が節約できる場合があります。アンペア数は、同時に使用できる電気の量を示す数値で、単身世帯は20~30A、2人世帯は30~40Aが目安となります。
【通信費】
スマホの料金プランを見直したり、オプションを解約したりすることで節約できます。新規契約・MNP契約で端末価格が安く購入できるキャンペーンを利用するのもおすすめです。
【車両費】
車両費には、自動車保険料、ガソリン代、駐車場代、車検代などがあります。1台持っているだけでも、年間維持費は相当にかかります。複数台所有している方は、乗る頻度の少ない車を手放すことで大きく節約できます。
【サブスクリプション費】
サブスクリプションとしては、たとえば映画であれば毎月500~2000円ほどですが、複数の契約があると負担が大きくなります。必要性を確認して不要なものは、すみやかに解約しましょう。