食生活・栄養知識

Q. 七草粥が苦手です。代わりに食べるといいものはありますか?

【管理栄養士が解説】七草粥が苦手な人は、1月7日に何を食べるべき? 七草粥の効果と、その代わりとして楽しめる料理をご紹介します。

平井 千里

執筆者:平井 千里

管理栄養士 / 実践栄養ガイド

Q. 七草粥が苦手です。代わりに食べるといいものはありますか?

七草粥の効果

そもそも七草粥を食べるメリットは?


1月7日の行事食である「七草粥」。昔ながらの伝統的な食べ物ですが、「あまり味が好きではない」「作っても子どもが食べない」といった声も聞かれます。七草粥のそもそもの目的と、代わりになる食べ物をご紹介します。

Q. 「年越しそばやおせちなど、年末年始の行事食は大切にしているのですが、七草粥だけは苦手です。代わりになる食べ物はないでしょうか?」
 

A. 伝統を無理なく取り入れながら、年末年始に疲れた胃を休めましょう

七草粥は、そもそもは無病息災と立身出世を願う行事食ですが、年末年始の食べ過ぎで負担がかかった胃を休めるためにも非常にいい料理です。

しかし、たしかに七草粥は簡素なお粥なので、現代においては少し味気なく感じる人もいるかもしれません。その場合は、七草粥に代わるものを取り入れて、胃腸をいたわってみましょう。脂肪分が少なく、消化しやすい料理がおすすめです。

まず、伝統的な七草をおいしく楽しみたいなら、お粥以外のものにアレンジするのがおすすめ。七草を具材にした「うどん」なら、出汁をしっかり取って薄口しょう油や白しょうゆで汁を作ることで、お粥よりもしっかりとした味でいただくことができます。他にも、すまし汁の具を七草にしたり、七草を浅漬けにするなどの楽しみ方もあります。

もし七草自体が苦手なら、他の野菜で代用しましょう。ほうれん草やカボチャ、にんじんなどの冬の野菜は煮ても美味しいものです。お粥という形にこだわらず、和風の煮物、ポトフ、スープ料理などでやわらかく煮るだけでも、胃に優しい料理を作ることができます。

伝統食を無理なく取り入れて楽しみながら、ぜひ毎日の食事を1年の健康づくりの土台にしてみてください。

さらに詳しく知りたい方は、「七草粥以外の胃を休める食べ物…年末年始の暴飲暴食で疲れた人に」をあわせてご覧ください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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