お金持ちが福袋を買うときに気を付けること
「お金持ちの人って、福袋を買うんですか?」
今回は、この質問にお答えします。
お金持ちは福袋を買うのか?
もちろん、お金持ちの中にも福袋を買う人はいます。ただし、厳密なデータを取ったことはありません。どれだけの人が買っているかや、お金持ちではない人と比べて割合が多いか、といった話は分かりません。
ですが「お金持ち=お金を持っている人=貯金や投資が上手な人」と考えると、お金持ち特有の「福袋哲学」みたいなものは大まかに推測できます。
お金持ちになる方法は2つに1つ。1つは、ドカンと稼ぐこと。もう1つは、節制して貯めることです。
アメリカ中のお金持ちを研究したトマス・J・スタンリー博士の著書「となりの億万長者」によれば、お金持ちになるのは前者よりも後者……つまり「節制」がうまい人が多いようです。
つまり、お金持ちの一般像は「買い物上手な倹約家」なのです。節制でお金持ちになった人は、多くがコスパへの意識が高く、「良い物を安く買うこと」にこだわります。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、ビル・ゲイツと「マクドナルド」で食事を取るときには、クーポン券をつかうほどの倹約家です。
筆者のお金持ちの友人も、スマホの中には「クーポン」アプリがぎっしり詰まっていて驚きました(彼曰く、同じ物を買うなら、安いほうがいいに決まっているからだそうです)。
つまるところ、節制でお金持ちになる人たちは「低価格で満足できる買い物」を見つけるのが上手なのです。
学ぶべきは「コスパ重視」の姿勢
こういった事例を考えると、福袋はお金持ちにとって、「買い物上手っぷりを存分に発揮できる年に一度の楽しいイベント」に他なりません。彼らは「福袋だから!」という理由で飛びつくことはありません。福袋の中身が「ピンキリ」なのは言うまでもなく、コスパの良い福袋もあれば、「いらない物」ばかりが入ったコスパ最悪の福袋もあるからです。
だから、福袋好きのお金持ち達は「中身が何か?」「どれくらいお買い得か?」「ほかに代わりはないか?」といったことを丁寧に調べます。
そして、丁寧なリサーチの結果、メガネにかなった「コスパ最強」の福袋だけを買ってニンマリしていることでしょう。
福袋を比較・検討して「もっともお買い得な福袋を探す」ことは、コスパ意識を高めるうえでも楽しい訓練になるかもしれませんね。