Q. 更年期なのか、妻がいつもイライラしているので疲れます。どうすべきでしょうか?
更年期の妻がいつもイライラしていて疲れた…夫としてできることは?
体調を崩しやすく、精神的にも不安定になることが多い更年期には、イライラした感情をうまく処理できず、身近な人に感情ぶつけてしまう方も少なくありません。そうしたイライラをぶつけられたパートナーは、どのように接するとよいのでしょうか?
Q. 「50歳になる妻がいます。更年期なのか、最近いつもイライラしていて、顔色をうかがうのに疲れました。夫である私はどうすればいいのでしょうか?」
A. 理由のない怒りはありません。イライラを増幅させてしまうような言動は避けて
たしかに、更年期には心情が不安定になりやすいのですが、とはいえ、八つ当たりをしているだけとは限らないかもしれません。パートナーの怒りの背景にどのような感情がありそうか、ぜひ考えてみましょう。またご自身の言動について、次の5つに心あたりがないかをぜひふり返ってみましょう。1)パートナーを馬鹿にする発言をしていませんか?
たとえ仲の良い夫婦でも、馬鹿にされると傷ついてしまいます。冗談のつもりでも、相手の価値を貶めるような発言は、絶対にしないようにしましょう。自分が言われたら不愉快になるような言葉は、他者にかけないのがルールです。
2)「妻が家事をやるのは当然だ」という態度が出ていませんか?
「家事を手伝ってあげている」と考えている方は、要注意です。妻が専業主婦でも「家事は妻担当」というように決めつけていると、実質的には、妻の負担ばかりが増えすぎてしまいます。ぜひ思いやりの気持ちを持って、家事をサポートしていきましょう。
3)家事への関心を持っていますか? 家事の手法を理解していますか?
家事への関心が低すぎると、せっかく家事を手伝っても力になれなくなってしまいます。洗濯物を干すときには手でしわを伸ばす、掃除機は四隅まできちんとかける、というように、効率的な家事の手法を少しずつでも覚えていきましょう。
4)加齢による容姿や体型の変化をからかっていませんか?
年齢を重ねれば、だれにでも容姿に変化が生じるものです。「オバサンっぽくなったね」「おなかの肉がやばくない?」というような発言を軽い気持ちでしていませんか? たとえ冗談でも、加齢による容姿の変化を揶揄されると、深く傷ついてしまいます。
5)疲れているパートナーに不愉快な態度をしていませんか?
年齢を重ねると、疲れやすくなるものです。疲れて休んでいるのに「また寝てるの?」などと言われ、あきれた態度を取られると、体調を理解されていないと感じてやりきれなくなってしまいます。
更年期のように心身共にデリケートな時期には、パートナーに対してより一層の思いやりを持つことが大切です。不快にさせるような言葉をかけたり、行動をしていないかどうか、ぜひ振り返っていきましょう。
さらに詳しく知りたい方は、「更年期で夫にイライラ…怒りをぶつけない3つの思考法」をあわせてご覧ください。